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クラッシャー上司の実践的対応策(4)

最近の研究によると、人間は、権力を感じると、脳の共感性を司る部分の能力が落ちるらしいです。

https://static1.squarespace.com/static/550b09eae4b0147d03eda40d/t/55272ee1e4b0cf7ec277e4d0/1428631265843/power-changes-how-the-brain-responds-to-others.pdf

 

クラッシャー上司は、結局のところ、共感してくれないことが下で働いている人をクラッシュさせてしまうのだと思います。

以下の記事にも書いてありますが、多くの人が、仕事というのは、ルール通りにはうまくいかないことを理解しているのですが、クラッシャー上司は、人間の感情を理解することができないのです。

style.nikkei.com

 

おそらく、上記の記事のような上司が出てくるのは、自分が出世していることを認識していることが原因のひとつなのではないかと思います。では、どう対処すればいいのでしょうか。二つ考えました。

(1)上司をロボットだと割り切る

会社を辞めることができれば良いのですが、なかなかそういう事情の人ばかりではないと思いますし、そもそも階層立てた組織の場合、転職したとしてもどうしてもこの問題は生じてしまいます。

その解のひとつは、その上司をロボットだと割り切ってしまうことでしょう。

上記のとおり、人の感情を理解できる人ではありません。ロボットに感情を理解することを期待してもしかたないのです。

(2)能力がないことをアピールする

相手はロボットなので、実力以上に能力をアピールしないということです。

最近は能力をアピールすることばかりが強調され、能力のないことをアピールすることや能力を隠すことはあまり評価されませんが、時には、この手の上司の場合、そういうことも必要だと思います。

古いことわざだと能ある鷹は、爪を隠す、でしょうか。

徹底的に能力がないことをアピールすると、いつの間にか、仕事を与えているクラッシャー上司側に責任が行くのです。

「私にはその能力がありません」というのは、なかなか難しいものです。

しかし、ときにはプライドを捨てる勇気も必要です。

能力のないことをアピールすると不本意に職場を異動させられると思うかもしれません。ただ事はそんな簡単にはいきません。そうなった場合、クラッシャー上司のマネジメント力ないことの証明になってしまいますので、簡単には異動させられないのです。それがわかったらあなたの勝ちでしょう。