クラッシャー上司のいない組織
クラッシャー上司というのは、会社において、いろいろな役職がある以上、避けられないと最近考えています。
最近の研究によると、人間は、権力を感じると、脳の共感性を司る部分の能力が落ちるらしいです。
クラッシャー上司はこういうのが著しく症状が出てしまう人たち(昇進して人の感情がわからなくなっている人)なのでしょう。
そうするとそもそも会社において役職があると、どうしてもそのような上司というのが出てきてしまうのではないかと思います。
そのようなことを考えていたところ、ティール組織というのが、注目されているようです。 ティール組織というの定義は以下の本に書かれている通りで、役職なくフラットな会社で営業数値目標ないような組織のようです。
本当にこれで業務が回っているのであれば、すごいと思います。日本でもいくつかそのような会社を目指しているようです。
はてなブログでも、以下のような記事がありました。
日本においても、上記のような組織がどんどんできることを期待したいです。そうすれば出世して勘違いするひとというのは減るはずです。
働く人が月曜日憂鬱というのもなくなるかもしれません。
日本のメーカーが結局、かつてのようにコンセプトを売る会社ではなく、ただの商品を売る会社になってしまったのは、組織の体系が古いからなのだからだと思います。
AIが進むと従来型の組織というのは不要になってくるはずです。堀江貴文氏がいうとおり、感情マネジメントが面倒だから会社は要らないという考え方もありなのではないかと思います。
人間には、AIと異なって感情というものがあり、それが逆にイノベーションを起こす可能性があるということだと、私は、思います。それをうまく組織として活用できるのでれば、組織として会社が存在する意味があります。逆にそのようにイノベーションを生み出せないのなら、会社として存在する意味がないということだと思います。その答のひとつがティール組織のような組織なのでしょう。
一方、ティール組織も完璧な答えではなさそうです。以下を見ると、上記の本でとりあげていた会社、オズビジョンはすでにとりあげていた制度はやめたようです。そりゃそうだろうなと思いました。
https://news.yahoo.co.jp/byline/yatsuzukaeri/20180316-00082773/
以下に書いてある通り、思考停止せず、組織として存在するのであれば、その意義を模索していく必要があると思います。