働くことを考えるブログ

充実した生活を送る

今日、働くことについて考えたこと(仕事をして疲れたときに読む本)

今日は、仕事をして疲れたときに読む本です。

仕事をしていると、消耗してしまうこともあります。現場には矛盾ばかりで、矛盾のない仕事なんてありません。それでも元気なときはなんとかやり切れるかもしれませんが、人間関係などで疲れることもあります。誰も自分の考えていることが理解されていないのではないか…と愕然としてしまうこともあるかもしれません。そういうときに読む本はとしては以下を読むようにしています。

 

 

菜根譚 (岩波文庫)

菜根譚 (岩波文庫)

 

 

「早く帰れ、でも結果は出せ」とか言われたり、なんでこの仕事自分がやるのだろうとか、職場に毎日かよっていると色々感じるものです。そいう矛盾を感じた時にバランス感というのが重要だと思います。バランス感というのは、何かをつきつめてぶち当たる矛盾を受け入れる許容能力のことです。

この本を読むとバランス感というのを学べると思います。自分が疲れているのは、過度に相手に期待し過ぎていたのではないかと振り返るきっかけになります。

この本の中でも、この言葉がすきです。

 

世渡りをするには、先を争うとき人に一歩譲る心がけを持つことが尊い。この自分から一歩を退くことが、とりもなおさず後に一歩を進める伏線になる。人を遇するには、厳しすぎないように、一分は寛大にする心がけを持つことがよい。この人のためにすることが、実は自分のためになる土台になる。

 

これが良いと思えるのは、少し年をとってからでした。仕事においては、少ないパイに向かって競争し続ける方が多いと思います。会社、教育などいろいろな社会システムが競争原理で成り立っています。そういう場合、競争に疲れてしまうこともあると思いますが、たまには人に譲ることは重要です。人に譲ることで初めて見える世界や新たなチャンスが出てくるのだと思います。

もっと上手く人生を渡っている人もいるような気もしますが、それに合わせて、無理やり背伸びをしても得られるものは僅かです。それよりも、自分が出来ることを見極めて、自然体で何であれば人の役に立てるようになれるのか、考えると良いような気がします。

少なくとも、今はうまくいっていない時かもしれませんが、それは、なんらかの行動を起こして見て初めて気付いたことです。挑戦してやってみないとわからない世界というのがあるのです。何を失敗、何を成功とみなすかは、定義を深く掘り下げていくと、実は曖昧なのだと思いました。そのバランス感覚を体得するのが人として成長するということだと思います。