今日、働くことについて考えたこと(モチベーションは人それぞれ)
今日、考えたことは、モチベーションについてです。
働くことのモチベーションは、人それぞれのはずです。ある人は、お金かもしれないし、ある人は地位や名誉かもしれません。単純に感謝されたいという人もいます。
働く理由はそれぞれ違うのです。
ただ、会社や組織の問題は、それを画一的にとらえてしまうことに問題があるのだと思います。みんな出世して偉くなりたいだろう、みんなお金をもらいたいだろうという安易なモチベーションしか想定していないのが現実なのだと思います。もっと人間は複雑なのですが、そこの部分を考えることに対して思考停止されています。
そういう個別の事情について、考えてくれていないのが今大半の企業などの組織の構図のようです。
孔子の言葉に、
「これを知る者はこれを好む者にしかず。これを好む者はこれを楽しむ者にしかず」
という言葉があります。どいう意味かというと、何事も好きで楽しんでいるものには誰も勝てないという意味です。
人間のモチベーションというのをうまく活用する方法が、唯一人間がAI・機械に勝てる方法なのではないかと最近、思います。おそらく、おもしろくない仕事というのは、どんどんAIや機械に置き換わるのではないかと推測します。そうすると、人間ができる仕事というのは、非常に限られてくると思いますが、唯一、人間がAI・機械に勝てるのは、楽しんで打ち込める仕事しかないのではないかと思います。
したがってこれから組織をマネージする人は、極力それぞれの人がどういうところに働く喜びを感じるのか、それぞれのに合わせて仕事を用意する能力が求められると思います。
たとえば、すでにお金はたくさん稼ぎ切っているので、お金はもらいわなくても良いが、とにかく組織を動かしてみたいという人もいます。そいう人に、お金を積むとモチベーションが下がる可能性がありますので、そのような形で、報いるのはやめることも考えた方がいいかもしれません。逆に中には、贖罪の意識の現れからか、とにかく上の人の命令に従いたい、組織の命令に属したいという人もいるかもしれません。そのような人に自由な発想で仕事をしてもらいたいといっても、あまり意味はないので、そういう人には、あえて、機械ができるような仕事をしてもらうということもありなのかもしれません。
そのように人間の特性をうまく使える人がこれから組織をマネジメントするのに適した人になると思います。以下の本も参考になりますので、リンクを貼り付けます。
モチベーション3.0 持続する「やる気!」をいかに引き出すか (講談社+α文庫)
- 作者: ダニエル・ピンク,大前研一
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2015/11/20
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