働くことを考えるブログ

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今日、働くことについて考えたこと(人を育てること)

今日考えたことは、人を育てることです。

 

組織に所属したりしていると、教育担当を任されたりします。人を育てるということを考えたいと思います。

 

1. 育てるにあたってのそもそも論

 

そもそも人を育てることができるかというと、それは微妙だと思います。何もしなくても、人は育ちます。優秀なひとなら尚更のことです。

最近の若者は、能力的に優秀です。英語やプログラミングなど上の世代が苦労して習得したものについて、インターネットなどの社会インフラが整備されていることもあり、効率的に学ぶ機会に恵まれています。入社時点で上の世代よりもスペックが高い可能性があります。そういう人を指導すると言われても、自分より優秀なので戸惑ってしまうこともあります。

また、最近は、雇用が長期化し、かつて年上の人を教育したり上司だった人を指導することになる機会も増えると思います。

このような状況にある時に何を留意すべきか考えました。

 

2.人を育てることの留意点

 

人を育てるにあたって、留意すべきことは、三つあると思います。

 

一つ目は、人を育てることということは、自分も育てることになるということを認識することです。共に育つことを目指すべきなのです。学校は、教えると教わるの関係なので、どうしてもその考え方に縛られてしまいがちですが、自分より優秀な人、自分より年上の人を指導する立場になる機会が増えている中で、共に育つことを考えられるとうまく立ち回れるはずです。

 

二つ目は、それぞれの特性をよく見極めることです。水を毎日上げないと育たない花もあれば、水なんてほとんどあげなくても、育つ花もあります。それと同じように、この人がどのような特徴をもっているのか見極めながら、育てるのが良いと思います。

多くの人が、一律に同じように育てようとして失敗します。人間、人それぞれなので、それぞれ育て方が違うはずです。特に同じ日本語をしゃべり、同じ日本人だと、同じと考えがちですが、まったく違う環境で育ったと思った方がうまくいくはずです。

 

三つ目は、とにかく「待つ」です。

私は、結局、人を育てるということにおいて最も重要なのは、寄り添うことなのではないかと思います。無理矢理引っ張りあげようとしても、もしかしたら一時的にはよくなるかもしれませんが、そのあと失敗します。

元プロテニスプレーヤー杉山愛さんを育てた杉山芙沙子さんも、育てるにあたって、重要なことの一つとして「待つ」をあげています。すぐには人は育たないのです。

 

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寄り添いながらとにかく待つということが重要なのだと思います。寄り添うことであれば、自分より優秀な人、自分より年上であっても出来そうですし、育てられる側もそれを期待しているはずです。

 

最後に、人を育てるということは、一つの資産を作るのと同義だと思います。すぐには返ってこないかもしれませんが、気長に待っていれば、必ず見返りがあるはずです。

 

以上が、今日考えたことでした。最後までお読みいただきありがとうございました。