今日、働くことについて考えたこと(俯瞰すること~その2)
今日考えたのも、昨日に引き続き、俯瞰することです。
deepdeepthinking.hatenablog.com
俯瞰することが何で重要かというのをもう少し掘り下げて考えてみることにしました。
1.なぜ俯瞰することが大切なのか
先日、以下の本を読みました。
トレバー・ノアという南アフリカで育った人の自伝です。アパルトヘイトなど圧倒的な矛盾の中で、南アフリカで、たくましく成長したという話です。著者は、現在、ザ・デイリー・ショーというアメリカの政治風刺ニュース風のテレビ番組でキャスター役を務めています。
この本において、南アフリカが置かれている状況が、俯瞰して書かれています。南アフリカに行ったことのない私でも、この本を読むと、南アフリカにおかれている状況がよくわかります。
南アフリカに生まれ、(自伝なので多少大袈裟なところはあるかもしれませんが)、我々からすると想像を絶する状況にいながらも、海を渡り、アメリカでコメディアンとして活躍しているのは、おそらくトレバー・ノアが俯瞰して物事を見ることができたからだと思いました。
苦しい状況でも、その状況をチャンスに変えてくれるものの一つが、俯瞰する力なのだと思います。
2.俯瞰する力を身につけるためには
苦労している時にその原因を社会全体の動きに結びつけて考えるというのが、俯瞰力を身につける方法のひとつにあげられると思いました。
たとえば、上司に苦労しているとき、「あの上司がイマイチだからだ」という表面的な理由が思いついたりします。
そこで思考停止せず、以下のようにさらに社会全体の動きに結びつけて、原因を考えます。
⇒「なぜ会社は、イマイチな自分の上司にポストを与えているのか」をつきつめて考えると、「会社のビジネスが多少古くても、ビジネスが成り立つような低金利政策が悪いのかもしれない」等社会全体の動きに理由を結びつけると、イマイチな上司に苦労した結果として、日本経済全体を俯瞰する力をつけることができるのではないかと思います。
そのときに、なるべく言葉にして書くと良いのだと思います。言語化すると、頭の中でもやもやしていたものが整理されますし、最初は若干こじつけ感がありますが、文章にすると論理が洗練されるからです。
以上が今日考えたことでした。苦労しているときに、社会全体の動きと結びつけて考えると俯瞰する力が身につくという話でした。
最後まで読んでいただきありがとうございました。