今日、働くことについて考えたこと(指示することの難しさ)
今日、働くことについて考えたことは、指示することの難しさです。働いていると、人に指示することがあると思いますが、躊躇してしまうことが増えているのではないかと思います。そのことについて考えてみました。
1.なぜ指示するのが難しくなったのか
昔と違い、上司が部下に対して指示を下すのが難しくなっています。その理由は、会社を含めありとあらゆる組織というのは、ピラミッド階層をとっているところが多いですが、どんどんフラット化してきているからです。
フラット化すると、基本的には部下と上司は対等な関係になります。部下も嫌なら仕事を辞める選択肢が増えています。したがって、上司が部下に指示をするわけではなく、上司から部下への依頼という形にならざるをえないことが多くなっていくと思います。
最近、まだ、レアケースだと思いますが、逆パワハラ(部下が上司にパワハラする)のケースが出てきたようです。これも企業がフラット化する過程で出てきているところだと思います。
また、フラット化することへの迷いが、指示を難しくしていると思います。
多様性や部下への配慮を究極的に進めると、ピラミッド階層の会社は、究極的にはフラット化せざるを得ないのですが、本当にそのようなことを望んでいるかは、よく見極める必要があります。企業がフラット化するということは、究極的には役職がなくなることになるわけですが、多様性や部下への配慮を重視している会社でも、そのように役職をなくそうしている企業というのはまだ僅かです。
このような状況下、ピラミッド階層に所属している人は、表面的には依頼なのだけど、実は指示だったり、依頼だったり、難しい言語で話さなくてはならないのだとおもいます。
2.それではどのような指示が適切なのか
このような時代に適切な指示はどういうものなのか三つ考えてみました。
一つ目は、やむを得ないものでない限りは、指示ではなく、依頼という形を取らざる得ないと思います。組織がピラミッドということを認識している人には、違和感のある内容ではありますが、これはやむを得ない流れなのではないかと考えています。
二つ目は、依頼する相手の総合的な能力(スペック)の見極めです。相手のスペックに応じて、指示の方法を変えるのです。組織をピラミッドということに、認識している人には指示、そうではない人には依頼ということでも良いかと思います。うまく使い分けることが必要です。
三つ目は、ちゃんと対応してくれたことに対しては、感謝の気持ちを示すことが重要だと思います。
以上が本日考えたことでした。本日も最後までありがとうございました。