今日、働くことについて考えたこと(他人とくらべる)
毎日、働くことについて考えている、がねがねめがねです。
本日考えたことは
「他人とくらべる」
ことです。
他人と比べて考えることも大切ですが、それが目的化してしまっていることを考えてみました。
1.ウサギとカメの話
ちょっと古い記事ですが、サッカー元日本代表監督の岡田氏がウサギがなぜカメに負けたかというと、ウサギはゴールを見ず、カメばっかりを見ていたという話をしていました。
ウサギとカメの競走もウサギは相手であるカメを見ていたけど、カメはウサギではなくゴールを見て走っていたと。
ゴールをしっかり見ず、他人との比較ばっかりをしていると、失敗してしまうことがあるのです。
2.なぜ他人と比べたくなってしまうのか
とはいっても、他人と比べても意味がないとわかっていたとしても、現実、他人と比べないというのは、なかなか難しいものです。その理由は二つあると思います。
その一つは、
社会の根幹である数字には、くらべやすい性質がある
ことです。
おそらく、人類が数字という概念を発明してから、他人と比較を始めたのではないかと思うぐらい、数字というのは、他人との比較に使われやすいものだと思います。
数字がなければ、相手と比べても、自分の方がちょっとマンモスの肉の取り分少ないぐらいかなで済んだものが、数字があれば具体的に比較できます。
今は、お金という数字が世の中の根幹のインフラになっています。根幹のインフラなので、どうしてもいろいろな比較をするようになってしまいます。自分の年収はこれぐらいだから、あいつと比較すると・・・みたいなことが自然と頭に過ってしまうのです。
もう一つは
数字は楽しい
ことです。
100あったら1000にしたいというのが人の情です。数字で示されると一気にゲームとなり、それ自体が目的化してしまうのです。
3.他人と比べないためには
上記の理由により、他人と比べることが悪いと分かっていたとしても、なかなか難しい世の中にいます。
数値化すること自体は悪いことだとは思わないです。数値がないと自分が設定したゴールに対して、どの程度到達しているのか曖昧になってしまうし、曖昧だとやる気も出ないと思います。ただ、他人と比べるのは、あくまでも手段であって目的としないことが大切です。カメのように、遅くてもしっかり自分が見定めたゴールに向かって着実に進むことが重要なのです。
以上が本日考えたことでした。
数字が根幹インフラなので、他人と比べないというのは、なかなか難しいですが、他人と比べるのは、あくまでも手段であって目的化してはダメだということを書きました。
最後までありがとうございました。