今日、働くことについて考えたこと(成功体験の上手い捨て方)
今日、働くことについて考えたことは
「成功体験の上手い捨て方」
です。
成功体験というのは、仕事を続ける上で非常に大切ですが、タイミングによっては上手く捨て去る必要があります。そのことについて考えてみました。
1.成功体験を何故捨てないといけないのか
成功体験というのは、未来の失敗の原因になることがあります。
多くの日本大手企業が、海外の企業に遅れをとっているのは、1990年までの高度成長による成功体験が原因になっています。
それらの成功体験を断捨離する必要があるのですが、なかなか出来ないのが実情です。
なぜ成功体験を捨て去ることができないかというと、成功体験が一つアイデンティティになっているからだと思います。それを捨て去るというのは、自分のアイデンティティを捨て去ることになるので非常に難しいです。
2.どうやったら成長体験をうまく捨てることができるのか
もし成長の踊り場にいることを認識しているとすれば、成功体験を否定することも考える必要があると思います。
どうやったら成功体験を捨て去ることが可能かというと
アイデンティティは空虚であることを認める
ことです。
自分は、こうあるべきだというのは、仮説にしか過ぎないのです。仮説というのは、設定するといろんな情報が得られるのですが、仮説に囚われて不幸に感じるのであれば捨てされば良いのです。
ニーチェを始めとした西洋哲学者が何も信じるものが無いことを嘆きました。都会に住んでいると、その空虚感というのは感じることができ、焦ることもあります。都会では、一見みな楽しそうに見えますが、楽しそうに見える人の輪の中に入ってみようとすると、なかなか楽しめることが出来ない自分がいることに気づきます。アイデンティティもこのような体験によって感じる空虚感、焦りと一緒で、存在するように見えて実は空虚なものなのです。しかしアイデンティティが空虚だからといっても、生きていく上で問題かというとそういうわけではなく、アイデンティティか空虚であると認識したとしても立派に生きていくことは可能です。
アイデンティティが空虚だということがわかれば、成功体験を捨てることは可能なはずです。アイデンティティが成功体験にしばられないからです。
以上が本日考えたことでした。
成功体験の上手い捨て方を考えました。
最後までありがとうございました。