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今日、働くことについて考えたこと (プロスペクト理論)

(いつも最後まで読んでいただいた上にStarつけていただきありがとうございます!書く励みになっています。今日で連続11日目になりました。引き続きよろしくお願いします)

 

今日は、昨日書いたプロスペクト理論についてもう少し考えました。

プロスペクト理論については、昨日書いた以下もご参照ください。

deepdeepthinking.hatenablog.com

 

プロスペクト理論とは、要するに、人間は、得することよりも損することの方が過敏に反応しやすいというものです。

 

よく目標を達成するためには、目標達成について成功したイメージをもつと良いと言われますが、プロスペクト理論を踏まえるとそういうことでもないそうです。

目標達成するには、どうしたら良いかというと、その目標を達成できなかったらどういう損失を被ってしまうかを考える方が懸命に取り組みパフォーマンスが高いと何かの本に書いてありました(すみません、何かの本で読んだのですが、忘れてしまいました。思い出したら追記します)。

 

以下の方は、東大を首席でご卒業したあと、財務省に入省、その後弁護士になられた方なのですが、この方も

 

 「実は夢とかないんです。弁護士になれば、お金持ちになれるとか、社会的な地位を得られるとか、そんな夢とかは描けなかった。やはり人を突き動かすものは義務感とか、恐怖感かもしれないですね」

 

と発言されています。

https://style.nikkei.com/article/DGXMZO19724950X00C17A8000000?channel=DF180320167100

 

これもプロスペクト理論の一例といえると思います。おそらくこの方は、失うことを恐れて一生懸命勉強されて、輝かしい経歴の持ち主になったのでしょう。

 

以上のことを踏まえて、プロスペクト理論について、二つ感想を述べます。

一つ目は、置かれている環境というのは非常に重要なのだろうなと思います。このグループの仲間に入りたいと思うよりも、この資格が取れなかったらこのグループの仲間外れになってしまうと考える方が目標達成という意味では、成功しやすいと思います(資格取得に限らず、営業成績でも、起業家グループでも同じだと思います)。

二つ目は、ずっと、自分が損するかもしれないと考えながら、勉強したり、仕事に取り組むというのは、尊敬に値するものの、かなりきついと思いますし、目標達成したときに人生なにが幸せなのだろうと考えてしまいます。また、その目標を達成しなくても存在を認めてくれる人間味のあるグループや環境に身を置きたいと思われる方が大半かと思います。目標達成だけが、その人の存在意義ではないはずですが、そのあたり勘違いするような教育/社会システムのような気もしています。

自分のキャパシティを考えながら、何が適切なのかバランス感をもって取り組むのが良いのではないかと思いました。