今日、働くことについて考えたこと(ロウソク問題とストレス)
今日、働くことについて考えたことは
「ロウソク問題とストレス」
です。
1.ロウソク問題とは
ロウソク問題というのは、以下に概要が書かれています。
上記の図のAにあるマッチ、ろうそく、ひと箱の画鋲を渡されて、「コルクボードの壁にロウソクを固定し、点火してください。」と言われてどう反応するかという実験がロウソク問題です。
答えは上記のBなのですが、回答にあたり、被験者に賞金を渡すグループとそうではないグループでは、後者の賞金をもらわないのグループの方が結果が良かったとされています。
要するに、この実験結果は、「問題を解決するにあたり、お金がかかると、それがストレスとなり、正しい解決を思いつかないことがある」ということだと思います。
したがって、以下の本では、従来型のアメとムチのマネジメントでは(うまくいったらお金をあげるというマネジメントでは)、創造性を阻みますよということを書いています。
モチベーション3.0 持続する「やる気!」をいかに引き出すか (講談社+α文庫)
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2.ピンチの時はストレスは避けることができない
ストレスがなければ、より創造性を育むことができるのは確かのようです。
とはいっても、ストレスを避けようとすればすればするほど、ストレスになります。
マネジメントの現実問題として、創造性を期待して、報酬をあげないというわけにはいかないはずです。
また、何らかの新しい課題を解決しようとしているときというのは、ストレスのある状態であることの方がほとんどだと思います(すなわち、「やばい、なんとかしなくては」という状況の方がほとんどです)。
新しい課題に対してどのように取り組めば良いのかというときにストレスは避けて考えることはできないのです。
したがってストレスとどう向き合うかというのが大切だと思います。
3.それではどのように課題に向き合えば良いか
それでは、ストレスのある時に、どうやって解決するかですが、ひとつのヒントとしては、「ユーモア」のようです。
以下の論文によると、ロウソク問題に関して、事前にコメディを5分間見たグループとそうではないグループでは、5分間見たグループの方が55%結果が良かったようです。
定期的にお笑い番組とかを見ると良いということだと思いました。
以上が本日考えたことでした。
今日考えたことをまとめると、ロウソク問題のようにストレスのかかる問題に対しては、ユーモアが大切だということを書きました。
最後までありがとうございました。