今日、働くことについて考えたこと(自分のペースで仕事ができる その二)
今日は昨日の続きです。どうやったら「自分のペースで仕事ができるか」です。昨日は、その一つとして、小さな改善を積み重ねることについて触れました。
もうひとつは、「とにかくいろんな人に『貸し』をつくりまくれ!」というものでだと思います。
仕事というのは、一瞬、Give and Takeかと思います。何かを支払ったら、商品をくれるとかサービスをしたから同等の対価を払うというものと一瞬思ってしまいがちです。私は、実はそいうことではなく「貸し借り」の関係の方が正しくあらわしていると思います。
私はハルキストではないですが、以下でも、世の中は貸し借りで出来ているみたいなことを書いていたと記憶しています。
どいうことかを言いたいかというと、会社で働いているのであれば、会社にいるあらゆる人に「貸し」を作りまくるのです。
たとえば、
(1)自分の利益にならない仕事だけども、相手がにとっては誰かがやってくれないと困ってしまうものを積極的に引き取る/自分が所属している部署を超えて困った人に積極的に助ける、
(2)サービスを提供する場合、対価以上のサービスをする
などの方法で、いろんな人に「貸し」を作りまくることです。
そのときに注意しなくてはならないのは、2点です。
1点目は、すぐには見返りをもとめないことです。見返りを求めると、Give and Takeになってしまい、あまり意味がありません。
2点目は、目的(自分のペースで仕事をする)を踏まえれば、ある意味当然ですが、やれる範囲でやることです。能力に鑑みて無理なものは自分を消耗してしまうのでやめましょう。
「貸し」をつくりまくると、いろんな人が感謝して、見返りを求めずとも、その人に「貸し」を返さないといけないと受け手は考えます。俗な言い方をすれば、いわゆる政治力がつくのです。そうすると、会社とかの組織体では、仕事を自分のペースでできるようになると思います。たまに、会社で、肩書きはそれほど偉くないけれども、この人の言うことは聞かないといけないキーパーソンの方がおられますが、そういう方は、よく行動を観察すると、ありとあらゆる人に「貸し」を作っています。
会社の組織にいると、組織体なので、どうしても組織の意向にしたがわないといけないのですが、(1)小さな改善を継続して行う、(2)いろいろな人に貸しをつくりまくる、以上2点で、随分仕事は自分のペースで出来るようになり、楽になると思います。ちょっと出世してまうことや給料があがってしまうかもしれませんが、それをうまく断り続ければ、仕事を自分のペースで出来る機会は増えるはずです。