働くことを考えるブログ

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今日、働くことについて考えたこと(貸しを作る)

今日は貸しを作ることです。

貸しを作ることは非常に重要なことは先日も述べましたが、いくつか注意が必要だと思いました。

まずは、前にも書きましたが、自分のやれる範囲で貸しを作ることです。自分が許容できる範囲を超えてやろうとすると、消耗してしまいます。そのあたりをよく見極めるというのは、非常に重要なことだと思います。そのためには、自分は何が好きかとか、強み、弱みなどよく自己分析した方がいいと思います。そうしないと、相手に貸しを作っているつもりが、ただ相手に単に負担になっている可能もあります。

もう一つは、貸しを作ったということを相手にどう認識してもらうかです。世の中には、貸しを作ったのに、そうは感じてくれない人(当然やるべきだという人など)がいます。そういう人にどうやって、これは、自分から相手への貸しなんだからねという認識をしてもらうかというのも重要なポイントです。

 

二つ対処方法があると思います。

 

まずは、あえて、そのままにしておくという方法です。特に説明しないということです。たとえば、多くの民放テレビ局は、無料でテレビを流してくれていて、言わば、テレビ局は多くの視聴者に貸しを作っているのですが、それに対して、これは貸しだからね、といって説明することはないです。それと同じように、説明しないというのもありだと思います。しっかりと貸しを作ったのだというのを強く意識しておいて、ありとあらゆる仕事を引き受ける方法もあります。そうすると自然に得意分野になっていくこともあります。

もう一つは、ちゃんと説明するという方法です。あたり前ですが、これは、私の仕事ではないですよ、というのをちゃんと説明することです。

海外の企業と異なり日本の多くの企業は、何を仕事とするのかを曖昧にしています。大企業では、〇〇企画という部署がたくさんありますが、そのような部署というのは、大方、詳しい仕事内容を曖昧にすることで、時代やマーケット変化に対応するようにできています。逆に海外の企業では、仕事の内容をはっきり決めて、その仕事がなくなったら、別の部署に異動させるとか雇用を終了するという方法をとっているようです。

https://bizhint.jp/keyword/58297

このような企業文化をもつ日本企業においては、誰がこの仕事をやるべきかで、解釈がもめてしまうことがよくあります。

その場合は、ちょっと面倒ですが、自分の仕事はどういうことが評価されているので、この仕事をしても、かならずしも自分の評価はされないということをはっきりと相手に説明することです。そうすると相手と少し新しい視点を得てくれますので、その上で仕事をしたら、だいぶ貸した感じが強まります。

以上が今日考えたことでした。「貸しをつくる」能力というのは、プレゼン能力をあげるよりも、実は実践的に使える技術なのではないかと思います。