今日、働くことについて考えたこと(判断する)
今日、働くことについて考えたことは、判断することです。働いていると、これは正しい・正しくないというのを判断し、実行する必要がかならずあります。そのことを考えていました。
1.判断するとは
判断するというのは、仮説を立てるのと同義だと思います。おそらくこれが正しいのだろうなと仮説を立てて、判断し実行するのです。結果、正しい判断だったことかどうかは結果論でしかありません。
以下の本を読むと、ありとあらゆる物理現象もまだ仮説にしかすぎないというのがよくわかります。
99・9%は仮説 思いこみで判断しないための考え方 (光文社新書)
- 作者: 竹内薫
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2006/02/16
- メディア: 新書
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この本のいうとおり、すべて99%仮説でしかないのだとすると、判断する際に完璧を求めてもしかたないのです。
しかし世の中では、完ぺきな材料がないと判断しないという人もいます。それはそれで、良いのかもしれませんが、そういう人の下で働く場合は、結論を出ないということを覚悟しなくてはならないです。
2.正しく判断するには
正しく判断するには、自分の利益を極力考えずに、他人の利益を考えることだと思います。
先日は西郷隆盛を紹介しましたが、似たようなことを戦国武将として有名な小早川隆景も言っているそうです。
「分別とは何か」と質問した黒田長政に対し、「長く思案して遅く決断する。分別の肝要は仁愛で、仁愛を本として分別すれば、万一思慮が外れてもそう大きくは間違わない」と答えた(『名将言行録』)
ここでいう仁愛とは他人への思いやりだと思います。判断するときに他人への思いやりを踏まえろというのが小早川隆景の言いたいことだと捉えました。
自分の利益というと、お金とかそいうものを思いつきますが、それだけでなく、承認欲求・自己顕示欲も含まれます。「あなたのためを思ったのに・・・」という言葉の裏には、承認欲求が見え隠れすることが多いです。判断するときにそういうのがないかどうかを冷静に見極める能力を鍛えると、正しく判断をすることができると思います。
以上が本日考えたことでした。今日もありがとうございました。