今日、働くことについて考えたこと(失敗を認める)
今日、働くことについて考えたことは、失敗を認めることです。
どんなに仕事ができる人でも、働いていると必ず失敗することがあります。失敗を認めることについて考えました。
1.失敗を潔く認めるとは
そもそも失敗とはなにかというと、いろいろと意見がわかれると思います。たとえば、起業してうまく事業がいかず、結局廃業したケースにおいても、また、その経験を活かして、また起業してうまくいった場合、一番目の廃業を失敗だったかどうかというと、考え方によると思います。
人によっては、挑戦し続ければ失敗はないと言う人もいます。
上記のように失敗というのは、考え始めると曖昧なのがわかってきますが、何か挑戦した結果だとか何らかのアクションの結果であることには変わりないと思います。したがって、失敗を潔く認めるとは、結果を正しく認識することなのだと考えています。
2.失敗を潔く認めるとなにが良いか
企業において、失敗というのは、どんどん隠されるようになりがちです。特に実力重視だと、隠せる失敗というのはなるべく隠したいというのが本音だと思います。
このような企業に勤めていると、失敗を、潔く認めるということは、非常に難しいことなのです。
だからこそあえて失敗を潔く認めることを強調したいと思います。なぜなら、失敗を潔く認めることは、結果を正しく認識することだからです。結果を正しく認識できる人はそれだけでアドパンテージがあります。
以下の本にも、失敗を恥や減点の対象にするのではなく、有効に活用することが失敗の回避になる指摘しています。
失敗を素直に認めることに対して障害になり得ることは、周りから責められることだと思います。失敗して、俺ならこうやったのに、お前は〇〇なんでやらなかったのだという人もいます。しかし、起きてしまったことを責めてもなにもならないはずです。その人は自分の頑張りや能力の高さを認めてほしいだけだと割り切って、失敗を潔く認めるべきだと思います。
以上が、今日考えたことでした。失敗しないようにするというのも、一方、大事ですが、失敗してしまった場合に、失敗を潔く認められる人になれればと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
今日、働くことについて考えたこと(仮説を立てること)
今日、考えたことは、仮説を立てることです。
仕事において仮説を立てて物事を進めるというのはスピード早く仕事をこなすために非常に重要です。
1. 世の中99.9%は仮設
以下の本によれば、世の中の99.9パーセントが仮説だということが書いていあります。
99・9%は仮説 思いこみで判断しないための考え方 (光文社新書)
- 作者: 竹内薫
- 出版社/メーカー: 光文社
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たとえば、この本によると、飛行機が飛ぶ理由というのはよくわかっていないそうです。一般的には、翼の上の圧力が下がるという説明がされるようなのですが、それも完全に説明できているかというとそういうことではないそうです。
99.9%が仮説だとすると、意識的か無意識なのかにもかかわらず、人間生きているとなんらかの仮説を立てて生活していることになると思います。
2. 仮説を立てることのメリット
なぜ仮説を立てるように生活しているかというと、仮説を立てると、わからないことに出会ったときに便利だからです。自分が全く知らない分野に遭遇したときに、いか「早く情報キャッチアップするかというのが重要ですが、そのときもある程度目星をつけて理解するようにすると、わからないことを早く理解する手助けになります。
立てた仮説は間違っていてもまったく問題ないはずです。仮説が間違っていらなら修正していけばいいのです。そうやって、積み重ねていくと、理解度が深まるというものなのだと思います。以下の本にも書いてあります。
むしろ、荒削りながらも仮説を立てて、失敗した場合、その修正がどの程度早くできるかというのが、成功するかしないかの決め手になると思います。もともとの仮説にこだわってしまう人が多いのですが、それをいかに早く捨てられるかです。
以上が、本日考えたことでした。たまに、社長さんのような偉いと話すと、で、結論なに?って言われることもあります。おそらく経営を見ている人というのは、結論という仮説を立て情報収集しているのだと思います。。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
今日、働くことについて考えたこと(俯瞰すること~その2)
今日考えたのも、昨日に引き続き、俯瞰することです。
deepdeepthinking.hatenablog.com
俯瞰することが何で重要かというのをもう少し掘り下げて考えてみることにしました。
1.なぜ俯瞰することが大切なのか
先日、以下の本を読みました。
トレバー・ノアという南アフリカで育った人の自伝です。アパルトヘイトなど圧倒的な矛盾の中で、南アフリカで、たくましく成長したという話です。著者は、現在、ザ・デイリー・ショーというアメリカの政治風刺ニュース風のテレビ番組でキャスター役を務めています。
この本において、南アフリカが置かれている状況が、俯瞰して書かれています。南アフリカに行ったことのない私でも、この本を読むと、南アフリカにおかれている状況がよくわかります。
南アフリカに生まれ、(自伝なので多少大袈裟なところはあるかもしれませんが)、我々からすると想像を絶する状況にいながらも、海を渡り、アメリカでコメディアンとして活躍しているのは、おそらくトレバー・ノアが俯瞰して物事を見ることができたからだと思いました。
苦しい状況でも、その状況をチャンスに変えてくれるものの一つが、俯瞰する力なのだと思います。
2.俯瞰する力を身につけるためには
苦労している時にその原因を社会全体の動きに結びつけて考えるというのが、俯瞰力を身につける方法のひとつにあげられると思いました。
たとえば、上司に苦労しているとき、「あの上司がイマイチだからだ」という表面的な理由が思いついたりします。
そこで思考停止せず、以下のようにさらに社会全体の動きに結びつけて、原因を考えます。
⇒「なぜ会社は、イマイチな自分の上司にポストを与えているのか」をつきつめて考えると、「会社のビジネスが多少古くても、ビジネスが成り立つような低金利政策が悪いのかもしれない」等社会全体の動きに理由を結びつけると、イマイチな上司に苦労した結果として、日本経済全体を俯瞰する力をつけることができるのではないかと思います。
そのときに、なるべく言葉にして書くと良いのだと思います。言語化すると、頭の中でもやもやしていたものが整理されますし、最初は若干こじつけ感がありますが、文章にすると論理が洗練されるからです。
以上が今日考えたことでした。苦労しているときに、社会全体の動きと結びつけて考えると俯瞰する力が身につくという話でした。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
今日、働くことについて考えたこと(俯瞰すること~その1)
今日、考えたことは、俯瞰することです。
働いていて問題に直面したときに、どうしても、自分が知っていること、自分が経験したことから考えてしまいますが、それだと、未知の問題に直面したときに、考え方の優先順位を間違えてしまう可能性があります。そのためには物事を俯瞰する力をつける必要があります。
1.物事を俯瞰するとは
何か問題に直面した時に、その断面ではなく一歩引いて、上から見るようにすると、解決方法が変わってきます。
たとえば、同期と比べて昇進が遅れてしまったとしたとします。断片的にとらえると、実力同じぐらいに見えるし、自分と何が違うの変わらず、自分がなぜ昇進できなかったかわからなくなることがあります。そういうときに会社全体のことを俯瞰して考えるようにすると、少し行動の仕方が変わってきます。会社全体の業績を考え、自分の所属している部署、自分の仕事ぶりを考えたときに、同期との単純比較だけではない、別の観点から昇進ができなかった理由がわかったりします。怒りにまかせて転職するという選択肢もあると思いますが、俯瞰力をつけると、それよりは深い洞察のもと、今の会社で、改善する取り組みをすることもできます。
2.どうやったら俯瞰する力を伸ばすことができるか
私は、本を読んで、自分の経験に重ね合わせながら、読んだ内容をまとめるというのは、俯瞰する力がつくのではないかと思います。
MBAなどの大学院に通う理由の第一はそこにあると思います。自分のやっている仕事というのが、どのように位置づけられて、一般的に理論づけることが求められます。ただ、MBAだと、お金や時間もかかるので、その選択するにはそれなりに勇気がいります。
そこでお勧めは、ブログに書くことなのではないかと思いました。私がいま、働くことについて考えて、まとめて書いている理由も、実はそこにあります。日々、仕事をしているのですが、なにも書きとめないと、なかなか、ひとつ上の目線というのがつけることができないのではないかという危機感があるからブログに書いているのです。
以上が今日考えたことでした。最後に少し前に流行った以下の本のリンクを張っておきます。この本でも、全体から考える力(俯瞰する力)を地頭が良い要素の一つとしてあげています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
今日、働くことについて考えたこと(継続について)
今日考えたことは、継続について、です。
どんなことでも継続していると、その人の力になりますが、続けるのが難しいと思う方多いと思います。そんなときにどうすれば良いか考えてみました。
1. 継続するものの選定の仕方
まずは、継続するものを決めます。継続するものは、脳が過敏に反応しないぐらい小さな事を続けるのが良いと思います。
以下の本によると、人間の脳は無意識のところで、変化を恐れるそうです。「英会話をマスターしたい」と思ったのになぜか3日しか続かなかった等、何か続けたいのに行き詰っている場合、それは、脳が無意識でその恐怖から逃げようとしているらしいです。
- 作者: ロバート・マウラー,本田直之,中西真雄美
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2008/07/05
- メディア: 単行本
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したがって、脳が無意識でも恐れない程度の小さなことを続けることを決めると良いとこの本では書かれています。たとえば、英語を始めるのであれば、いきなり英会話教室にいくのではなく、問題集の一日一問だけ解いて見るのです。
また、あえて馬鹿馬鹿しいことをするのもありだと思います。たとえば、問題集を一日一問だけ解くのが難しければ、かならずその英語の問題集を触る(さわる)のでもいいかもしれません。馬鹿馬鹿しいことでもなんでも、それを毎日繰り返すと、続けられることに自信がつき、次に何ができるか自然と考え始めます。
2.継続することによるメリットを信じること
このような小さな積み重ねが、なにもやらなかったよりは、マシだと(すくなくとも損をしていない)と思うことも重要です。
馬鹿馬鹿しいぐらい小さなこと(たとえば、上の例のように、ただ毎日英語の問題集にさわること)をやっているとすると、「こんな小さなこと意味無い」と思うことがあります。ここで止めてしまう人が多いですが、人間の脳というのは、変化に対して、逃げ出そうとする特徴があることを踏まえると、変化への耐性が出来ただけでも大きいはずです。また、お金がかかっていないような小さなことであれば、まったく損になりません。継続することによるメリットを信じるというのも非常に重要だと思います。
以上が今日考えたことでした。成功している人の話や企業の話を聞くと、突然その人やその企業が成功しているような錯覚をすることがありますが、地道に継続していることがかならずあります。そういう地味なところというのは、比較的軽視されがちですが、成功の要因として大きいはずです。そこに着目して、なにが自分で継続できるか考えると良いと思っています。
今日も、最後までお読みいただきありがとうございました。
今日、働くことについて考えたこと(人のモチベーションの上げ方)
今日、働くことについて考えたことは、人のモチベーションの上げ方です。
周りの人がモチベーション高く仕事をすれば、ある意味仕事は楽チンです。どうすれば、周りの人が、モチベーションを高く仕事が出来るか考えました。
1.周りの人のモチベーションの上げ方~その1~
まずは、相手の話を熱心に聞くことです。これは、自己啓発の本の元祖的な本であるカーネギーの本にも書いてあります。
どうしても言い返したいときもあると思いますが、そこはグッとこらえて、まずは最後まで、聞くというのが結果的に周りの人のモチベーションをあげて、自分の仕事を楽にする方法になるのだと思っています。
2.周りの人のモチベーションの上げ方~その2~
次に、相手の事を最優先にすることを考えることです。
目の前の相手のことを、常に最優先にしていたら、八方美人になってしまうというツッコミもあるかしれません。その通りではあるのですが、私が言いたいのは、どちらかというと、まずは相手に何が利益になることを前提に解決策の仮説を立てて、後で修正していいくというスタンスです。
たとえば、他部署の人から文句を言われたときに、まずはその他部署の人にとっての利益を最優先にして考えることです。その時、自分の部署側の都合は、一旦無視して、目の前のその部署が利益になることを中心に仮説を立てて、そこから修正していくのです。
正論というのは、常に矛盾を抱えているものだと私は思います。相手の事を最優先にすることというのは、矛盾があるはずです。ただし、人間矛盾があっても、それを乗り越えて行動が出来ることに、人間としての価値があります。先日、書いたとおり、自己矛盾のパラドックスに陥ったとしても、行動ができるのが人間です。クレタ島の人はみんな嘘つきだというクレタ島のセールスからものを買えるかというと、人間であれば、買うか買わないかの判断ができるのです。
deepdeepthinking.hatenablog.com
3. 上記の1、2の注意点
注意しなくてはならないことは思考停止しないことだと思います。「人の話を聞けば、まわりがモチベーションが高くなる」という発想は、「ああすれば、こうなる型」の思考だと思います。「ああすれば、こうなる型」の考え方は、仮説を立てるのは良いのですが、思考停止すると、もろもろの失敗の原因になります。あくまでと最初の前提なり仮定をどう置くかだけの話です。
以上が、今日仕事について考えたことでした。最後まで読んで頂きありがとうございました。
今日、働くことについて考えたこと(報連相はなぜ重要なのか)
今日考えたことは、報連相(ほうれんそう)がなぜ重要なのかです。
報連相は、報告・連絡・相談の略です。仕事の基本中の基本問言われております。それについて、考えてみました。
1.報連相とは
報告・連絡・相談について、以下によくまとめられておりました。
ひとつだけ補足するとすれば、悪い情報ほど、報告が遅れる傾向があります。これを、如何に素早い会社できるかというのは、その会社が生き残っていくために必須だと思います。
2.なぜ報連相が重要と言われるのか
基本的に、どんなに見た目は、良い上司であっても、部下に対して疑っている前提にあると考えた方がいいです。「さぼっているのではないか」、「自分の知らないところで失敗するのではないか」、「自分の言ったことがわかっていないのではないか」と思っているという前提で考えた方がいいのです。
それは、その上司が悪いということではなく、よほど先進的な企業でない限り9割型が、そのような監視組織で運営されています。その現実を受け入れなくてはなりません。学校生活でさんざん子供扱いされていますが、社会人になっても子供扱いされるのは、疑問に思う方も多いですし、それだと社会全体が衰退するのではないかと危惧しているのですが、現実は現実です。
それを逆に考えれば、その前提で報連相を行うと、次第に上司の評価が高まっていきます。こういうことを疑われるのではないかとか先回りして報告する人は、上司の評価も高いです。
またミスしたとしても、上司が気づいたあとに報告するよりも、上司が気づく前に報告すれば、傷は浅くすみます。人間だれでもミスはしますし、そこは仕方ないので、多少愚痴をいう上司であったとしても、早めに報告する方がいいでしょう。
3.報連相と創造性
自由な発想、クリエイティブな発想というのは、基本的には、 報連相の発想とは真逆の関係だと思います。ひとつひとつ報告しなくてはならなければならないとすると、創造的な活動は蝕まれてしまうからです。
創造性を確保しながら、透明性の高い組織にするには、どうしたらいいかということなのですが、「上には疑われている前提、下には信頼する前提で行動する」というのがいいのではないかと思います。上司には疑われているが、部下は疑わない前提で考えるということです。
たまに、上にも疑われているので、同じように自分の下も疑うというの方もいますが、それだと部下の創造性や責任感が育ちません。「上には疑われている前提、下には信頼する前提で行動する」というのが、既存の9割の日本企業で求められるのだと思います。
以上が今日考えたことでした。最後まで読んでいただきありがとうございました。