働くことを考えるブログ

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今日、働くことについて考えたこと(普通の感覚を持つことの難しさ)

今日、働くことについて考えたこと

 

普通の感覚を持つことの難しさ

 

なことです。

普通の感覚を持つというのは、簡単そうですが、実は難しかったりします。そのことについて考えてみました。

 

1.なぜ普通の感覚を持つことが大切なのか

そもそもなぜ普通の感覚を持つことが大切かというと、二つ理由があると思います。

一つ目は、

客観的な基準になるから

です。

たとえば、ある企画書を書いたときに、それがまともな企画書かどうかは、普通の人が読んでどう思うかというのとほぼ等しいと思います。普通の人が受け入れられるものであれば、マーケット層もそれなり大きな層を狙うことにになりますし、そうではないということであれば、どのような人たちをターゲット層にするのか検討する必要があります。普通の感覚というのが、検討の一つの基準になるのです。

二つ目は、

権威がなく素朴な目線だから

です。

権威というのは、物事を見誤らせることがあります。

フランシスベーコンという人が「劇場のイドラ」と呼んでいたものです。

イドラ - Wikipedia

権威があると盲目的に信じてしまうことがあるのです。

たとえば、以下の本によれば、紀元前アリストテレスが女性の歯は、男性よりすくないと言って、西洋では、2000年近く信じられてきたそうです。アリストテレスという権威に間違った説を信じてしまったのです。

 

ティール組織――マネジメントの常識を覆す次世代型組織の出現

ティール組織――マネジメントの常識を覆す次世代型組織の出現

 

こういうときに間違っていると指摘できる人は、普通の感覚を持って実際に歯の数を数えた人です。 

 

2.なぜ普通の感覚を持つことが難しいのか

普通の感覚というのは、持つことは非常に難しいです。

なぜ普通の感覚を持つことが難しいのか二つあると思います。

一つ目は、

人それぞれ普通の定義が違う

ことです。

なんとなく一緒のような気がしますが、違うのです。

会社でも

「普通に考えればわかるでしょ!」

というふうに怒る人がいますが、おそらく怒られている人の普通と違っているのだと思います。

 

二つ目は、

 

普通というのは、否定表現でしか表せないから

 

です。

どいうことかというと、普通であるというのは、ありとあらゆる「普通でないもの」の否定でしか表せないからです。

すなわち、高すぎない、低すぎない、優し過ぎない、厳し過ぎないなど

ありとあらゆる否定をして「普通」が初めてわかるものなので、考え始めると結構、大変です。

 

3.どうやったら普通の感覚が持てるか

 

それでは最後に、どうやったら普通の感覚が得られるかですが、

 

子供目線を思い出す

 

ことが一番良いのではないかと思います。

周りに子供がいるのであれば、子供と話すのでも良いですし、

自分の子供の頃を思い出すのでもと良いと思います。

ピカソは、90代になって

ようやく子供のような絵が描けるようになった

といったそうですが、芸術に限らず、子供目線というのは、素朴にものが見られる視線なのだと考えます。大人の感覚と子供の感覚を足して二で割るとちょうど良いのではないかということです。

 

以上が本日考えたことでした。

最後までありがとうございました。