今日、働くことについて考えたこと(期限)
今日、働くことについて考えたことは
「期限」
です。
仕事において期限を設けることは良いこととされていますが、期限設定についてあれこれ考えてみました。
1.期限を設けた方がいい場合・悪い場合
仕事において、期限を設けた方が良い場合と悪い場合があると思います。
期限を設けた方がよい場合というのは、大型のプロジェクトのような複数の人が関わる場合は、期限設定をした方が良いです。
すなわち分業で進めるときに期限設定は必須です。あるAという業務の次にBという業務をする分業であれば、Aという業務がちゃんと期限がまもられていないとB以降の業務が遅滞してしまいます。分業というのは、現代において非常に重要なメカニズムです。分業により、業務ごとに細分化されて、その中で専門化が進むことにより、全体が効率化するとされています。それによって安定したパフォーマンスを出すことができるのです。
一方、期限設定をしない方が良い仕事というのは、クリエイティブな仕事だと思います。現代においては、クリエイティブな仕事も分業の一部となっているので、ある程度期限を守らなくてはならないのも事実ですが、根本的には、クリエイティブな仕事というのは遊びが基本です。そこに期限設定をすると、あまり面白身のある作品というのはできなくなってしまいます。
2.技術革新により期限設定の考え方も変えないといけないかもしれない
技術革新により、足元パラダイムシフトが起きていると思われ、個人の力がこれから強くなっていると思います。
たとえば、面白い番組を制作しようとすれば、昔であれば企業に所属しないとできなかったのが、個人でYoutubeに載せればよいのです。本当に会社に所属しないとできないことというのが、少しづつ減っていくと思います。
そうすると、期限設定についても考え方を変えなくてはいけない気もします。
今はどちらかというと、期限設定をして集団で安定したパフォーマンスを出すよりは、個性的で面白身のある成果物が求められているのです。したがって従来であれば期限を設定するとうまくいく仕事が、そうではなくなってきたないのではないかと思います。昨日の常識が今日の常識とは限らないのです。
3.高齢化がもたらすもの
また、高齢化社会がもたらすものというのは、この期限設定にも影響を与えると思います。
昔は、ある年齢まで達するまでしか仕事をしないので、そこに照準をあわせて仕事をしてきました。多くの企業のキャリアプランもその前提で設定されていたりします。
しかし、高齢化により、キャリアプランの期限がどんどん後ろに行っているのです。今の20代の人たちが65歳で定年退職するようには到底思えません。
自分で期限を区切って仕事に集中するスキルというのが必要になってくるのだと思います。
以上が本日考えたことでした。
最後までありがとうございました。