働くことを考えるブログ

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今日、働くことについて考えたこと(現場の方が意見がまとも)

今日、働くことについて考えたことは

現場の方が意見がまとも

なことです。

ピラミッド階層の会社だと、ピラミッドの下の現場でがんばっている人の方がまともな意見をもっているということはよくあります。そのことについて考えてみました。

 

 

1.ピーターの法則

ピーターの法則とは、ピラミッド型の組織の問題点をしてきしたものです。ピラミッド型の組織だと、次の上の階層に昇進するのは、その階層で最も優秀な人です。そうすると、その優秀な人は、その次の階層に上るのですが、その階層で求められている能力と異なることがあり、組織が疲弊するというのがピーターの法則です。

たとえば、営業で優秀だった人が営業課長として優秀かというとそいうことではないと思います。

2010年のイグノーベル賞では、このピーターの法則について検証し、一番優秀な人ではなく、ランダムに昇進させた方が良いという論文が経営学賞として受賞されています。

president.jp

自分が所属している組織が、上の言っていることよりも、現場の方が意見がまともな場合は、このようなピーターの法則が成り立っていると考えて良いかもしれません。

 

2.出世して見えなくなることもある

問題は、上にあがればあがるほど、現場の方が良いと思えなくなることです。そのような組織では、ダメだということで、今年流行ったのがティール組織でしょう。

 

 

ティール組織――マネジメントの常識を覆す次世代型組織の出現

ティール組織――マネジメントの常識を覆す次世代型組織の出現

 

 

ティール組織というのは、極力組織をフラット化して、現場で決定することを追求した組織です。こういう組織が出来るのであれば、この方が良いのだと思います。

 

ただ、現実的に、このような組織体制を作るにはトップを含めたマネジメント層の考え方を、ドラスティックに変える必要があります。すなわち、部長、常務、社長などの役職に価値がないと信じ切る必要があるのです。これは、今まで大半の人生を役職を得ることで、費やしてきた人にとっては、自己否定に繋がりかねません。また、そういう人には、現場の意見がまともであると信じることはなかなか難しいものです。人間見たいようにしか見ないものです。

おそらくこの問題の解決策は、上にあがればあがるほど現場が見えなくなるというのを、階層に上がる度に、研修などを通じて何度も何度も確認するということだと思います。そうすると、出世する人というのは、自ずと哲学者になっていくはずです。なぜなら「常に自分は間違っているのではないか」と思うからです。

 

以上が本日考えた事でした。

現場の方が意見がまともだということを書きました。

最後までありがとうございました。