今日、働くことについて考えたこと(Game Boy)
今日、考えたことは
「Game Boy」
ことです。
Game Boyというのは、任天堂が作った携帯型ゲームですが、Game boyを象徴として、考え方パラダイムシフトしていることについて考えました。
1. Game Boyがミレニアム世代与えた影響
1989年に発売されたGame Boyは、いわゆるミレニアム世代やジェネレーションY世代の初代の方々が、9歳ぐらいになり、使っていたのではないかと思います。
このあと後継機種がいろいろとありますが、私は、Game Boyをはじめとした携帯ゲームが日本人の考え方に、ものすごくインパクトをあたえたのではないかと個人的に考えています。
なにが与えたかというと、
個人主義の浸透
です。
すなわち、携帯ゲームが出てくる前までは、家庭内では、テレビの主導権というのが争われていました。
そうすると、どのように物事が解決されていたかというと、お父さんが一番えらいので、お父さん見たい野球になるとか、その次にお兄ちゃんが見たいアニメ、
といったように、家庭という集団の意向に基づいて解決されていました。
子供は、自然と集団主義的な考え方を身につけて成長していたと思います。
しかし、Game Boyが出てきたぐらいの時期以降は、そのような解決方法は家庭内で取られなくなったのではないかと推測します。
お父さんがテレビをみたければ、どうぞ、僕はGame Boyで、
といって家庭内での争いが減ったのではないかと考えているのです。
解決方法において、集団主義に基づかなくてもよくなったのです。
Game Boyに限らず、他もそうです。
たとえば、家でお昼ご飯に食べたいものは、と言われて、昔はお父さんがカレーといえば、カレーになっていましたが、今は子供がパスタといえば、コンビニで買ってくることも出来ます。
日本においては、集団主義的なものの解決の仕方に触れる機会が減っているのが、
ミレニアム世代の特徴なのではないかと思います。
2.ミレニアム世代とその上の世代の根本的な考え方の差
ミレニアム世代が社会人になって、いま会社において中堅になっていると思われますが、その上の世代と根本的に解決の方法が異なるのだと思います。
すなわち、それより上の人たちというのは、集団主義的な考え方が、家庭環境から、身に沁みついていますが、ミレニアム世代は必ずしもそうではないのではないかと思います(ミレニアム世代の人たちも表面的には、上の人を立てるということをしたりしていますが、おそらく根本的にはよく理解していないのではないかと思います)。
なぜ新人が電話をとらなくてはならないのか等若いという理由だけで、物事が指示されることに対して敏感に違和感を感じるのがミレニアム世代なのだと思います。それより上の人にとっては、当たり前のことが、違和感があると思われてしまうのです。
以上、本日考えたことでした。
最後までありがとうございました。