今日、働くことについて考えたこと(主と従が入れ替わる)
今日、働くことについて考えたことは
「主と従が入れ替わる」
ということです。
はじめは、自分が指示していると思ったら、実は相手が主導権を握られていたということは、よくあると思います。そのことについて考えてみました。
1.主と従はよく入れ替わる
自分がすべて決めていたと思ったら、実は良いように動かされていたというのは、よくあると思います。
地球上でもっとも成功した生物は、何かというと、人類ではなく、小麦です。
見方によっては、人間は、小麦に働かされているということもできるかもしれません。
一生懸命、勉強して優秀な成績を収めて、国家官僚になったが、偏差値で言えば自分より低い人にこき扱われているという見方も出来ます。
貴族と侍の関係も主と従が入れ替わったケースだと思います。貴族は、侍に権限委譲をしたら、鎌倉時代から、いつの間にか支配されていたということだと思います。
2.なぜ主と従が入れ替わってしまうのか
それでは、なぜ主と従が入れ替わってしまうのかというと、二つ理由があると思います。
一つ目は、
主と従の定義が曖昧だから
かもしれません。
小麦が主導しているのか・人類が主導しているのか、ちょっと考えてみると、どっちもあり得ると思います。人類の方に決定する裁量があるかのように思えるかもしれないけれども、人間が決められることというのは、かなり限られており小麦とあまりかわらないかもしれません。
二つ目は、
従の方が情報が持っている
ということだと思います。
一般的に、情報を持っている方が権力を持ちます。どんなに表向きの身分が高かったとしても、情報を持っているか否かがカギを握ります。したがって、上に立ったとしたとしても積極的に情報を得ようとしないと、主導権を握れなくなるのです。
たとえば、鎌倉時代に貴族から武士に権力が移ったのは、統治の情報を武士が持ったからで、貴族がその情報収集を怠ったからです。
また、欧州において、ブルジョワが出てきたのも、貴族より経済情報をブルジョアの方が持っていたからです。
したがって、誰かに権限委譲するときには、主導権を引き続き握りたいということであれば、情報をちゃんと得ておくというのは、主と従が逆転しないポイントになります。
以上が本日考えたことでした。
主と従が入れ替わることについて考えてみました。
最後までありがとうございました。