今日、働くことについて考えたこと(勝海舟)
今日、働くことについて考えたことは
「勝海舟」
です。
江戸幕府のような崩れゆく組織において、立ち回りが見事だったのは、なんといっても勝海舟だと思います。そのことについて考えてみました。
1.勝海舟とは
勝海舟とは、幕末から明治にかけて、活躍した政治家です。
文芸評論家の江藤淳氏は、江戸幕府側の人間にいながら、江戸城無血開城を成し遂げた勝海舟を高く評価しました。
2.勝海舟から学べるもの
残念ながら、おそらく、日本の多くの企業が全盛期を終えて、衰退に向かっていると思います。江戸幕府の末期の状態に似て来る、もしくはすでに似ている状態なのではないかと思うのです。
以下の記事を見ると、収入が増えるには、転職するか、副業するか、投資するしかないと言っています。同じ企業で収入が増えるというのは期待が薄くなっているということです。これは日本企業全体が衰退に向かっていると考えた方が良いと思います。
衰退に向かっている企業に勤めているということであれば、転職するという方法もありますが、その企業に残るのであれば、勝海舟の立ち回りは、参考になるはずです。
3.勝海舟の何が優れていたのか
ここからは、自分の想像ですが、勝海舟が何が優れていたかというと、二つあると思います。
一つ目は、
衰退する側にいながら、新たなスタイルをイメージできていたこと
だと思います。
衰退する江戸幕府にいながら、薩摩・長州の新政府軍とどのような日本であるべきかをイメージを共有していたのだと思います。正しい仮説を持つというのは大切なのです。
二つ目は、
静かに崩壊を食い止めた
ことだと思います。上述の江藤淳氏に言わせると、理想の統治というのは、皆のモチベーションをあげるよりは、静かに崩壊を食い止めることが重要だそうです。もし、衰退する企業に勤めるということであれば、その心がけが必要なのかもしれません。
以上が本日考えたことでした。
勝海舟について考えてみました。
最後までありがとうございました。