今日、働くことについて考えたこと(言葉で分析しない)
今日、働くことについて考えたことは
「言葉で分析しない」
ことです。
感動した経験や面白かった経験を言葉に表現して分析し、説明しようとすると味気なくなることがあると思います。より直感を大切にするということを考えました。
1.言葉で分析するとなぜ味気なくなるのか
お笑いで面白かったことや芸術作為品の感動を言葉で分析して、誰かに伝えようとすると、急に味気なくなることあると思います。表現しようとすればするほど、どんどん面白身がなくなっていくのです。そのようなことがなぜ起こってしまうのかというと、
パターン認識をしてしまう
からです。
これは、以下の本によれば、作家の小林秀雄氏も指摘しているそうなのですが、たとえば、道端でスミレの花をみつけて、きれいだなと思っても、「スミレの花」と表現した途端、スミレの花の一般を思い浮かべ、パターン認識をしてしまい、そこに咲いているスミレの花をそのものの美しさを見なくなってしまうのです。そこに咲いている花ではなく、なぜスミレの花が美しいかということになってしまうということです。
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お笑いがその時面白いのは、その瞬間が面白いのであって、パターン認識されたものは面白くないのです。 たまにテレビを見ていると、お笑い芸人の人が、一般人が面白いと思う他のお笑い芸人のネタを笑わないのは、「ああ、このタイミングでこう言うのね」とそのお笑いをパターン認識をしているからだと思います。
2.なぜ言葉で分析しないことも重要なのか
ビジネスにおいて、なぜ言葉で分析しないと良いこともあります。なぜそのようなことがあるのかというと、
直感的に良いものは言葉で説明できないから
です。
直感的に良いものは、「ピンときた」とか「グッときた」などの曖昧な表現で説明されます。これが、自分の服を決めたり、車を決めたりするだけであれば、かまわないのですが、ビジネスにおいて、「なんとなくよかったから」として説明したものは、ほぼつぶされます。ただ、言葉にならない直感の方が正しいことがありますし、論理的に説明されたものも、経営者の直感がわかりやすく説明されたものにすぎないことがあります。
以上本日考えたことでした。
言葉で分析しないことについて考えました。
最後までありがとうございました。