今日、働くことについて考えたこと(人の間に入ってしまったら)
今日考えたことは、人の間に入ってしまったときのことです。
働いていると、どうしても人の間に入ってしまうことがあります。たとえば、上司と部下の間や組織と組織の間に挟まってしまうことがよくあります。そういうときにどうするのかです。
1.まずは、人と人の間に入らないようにする
まずは人の間に極力入らないようにすることです。基本的は当時者同士で解決すべき問題です。もし間に入らないといけないときは、当時者で話し合う場を設けるなど、直接話しあってもらうようにした方が良いと思います。
また当時者も自分にはそのような調整能力がないから、話をややこしくするので、直接話しませんかと提案してみます。ここで許してもらえ、解放されたりします。
問題はこのように立場上出来ないときです。たとえば、部長と部下の間の課長は、基本的にそのようなことをしないと職務放棄だと言われることがあります。こういう場合にどうしたらいいか考える必要があります。
2. どうしても、人の間に入らざるをえないときにどうするか
まずは、論点の明確にする必要があります。たとえば、営業部門は、ある商品を売りたいといっている一方、法務部問が、法令遵守上ダメだといっているので企画部署として間に入ってほしいといわれたときです。この場合、法令遵守しなくてはならない方が筋が通っていそうですが、なぜ、それでもあえてその商品を売りたいのか、どういう事情が営業サイドにあるのか、検討・ヒアリングします。
そうすると、目標が高すぎてこのようなものでも売らなければならないとか、他社はやっていて顧客がうばわれているとかそういう説明が営業サイドからあるかもしれません。そうしたら、役員会議にかけて目標を緩めるとかと、他社がやっているのであれば、法務部の見解が間違っているかもしれません。
このように公平な心をもって、論点を整理するといいのではないかと思います。
その次に、たとえば、肩側の言い分の方が明らかに正しいときです。そのときは、言い分の正しい方に従えばいいのですが、言い分が間違っている人に対しては、立場を理解する姿勢を貫くことが重要です。たとえば上の例でいけば、法務部の言っていることの方が明らかに正しいと思ったとしても、営業部門の言い分も理解を示すことが重要です。多くの揉め事は、言いたいことの裏側には、認めてほしい、理解してほしいという欲求があることを踏まえておく必要があります
以上が、今日考えたことでした。人間は、「平和のために」と言って、武器を捨てる人もいれば、武器を持つ人もいます。同じ目標をもっていても、置かれている状況や立場によってとらえ方異なり、それでもめるのです。人と人の間にたってしまうと大変ですが、対立している二人を同じ目標に向かわせる技術を学べるチャンスと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
今日、働くことについて考えたこと(人をどの方向に育てるか)
今日は、どの方向に人を育てるべきと良いかとを考えました。
先日、人の育て方について書きましたが、そもそも論のところで、人は育てることができるかというと微妙で、育つ方向に寄り添うことしかできないのではないかということを書きました。それでは、人をどの方向に寄り添うべきかということを考えました。
deepdeepthinking.hatenablog.com
1. 仕事で求められるスキル
正しいスキルを身につけてもらうというのは、ひとつの答えだと思います。
仕事をするには、以下のようなスキルがあると思います。
・テクニカルスキル:業務処理を遂行するスキル
・ヒューマンスキル:対人関係能力に関するスキル
・マネジメントスキル:戦略を描くスキル
この分類をカッツモデルと言われたりします。
これらのスキルを伸ばしてもらうように寄り添っていくということが指導者として正しい立場だと思います。
2. 伸ばすべきスキルの定義の曖昧性
ただし、上記のうち、テクニカルスキルはわかりやすいですが、その他のスキルは、曖昧です。
たとえば、ヒューマンスキルでいえば、単に人が良いというのと、ヒューマンスキルが違うとは思うのですが、その線引きは難しいです。
また、マネジメントスキルの定義も同じく曖昧です。何をマネジメントスキルというか、人によってバラバラです。人によっては、単純に管理するだけをマネジメントスキルというかもしれませんし、組織を引っ張っていく力がマネジメントに求められるスキルなのだという人もいます。
これらのスキルをを具体的に言葉で表そうとすれば、するほど、目指して欲しい実像と離れてしまったりします。
3. それではどうすればいいか
先日、出世というのは、その組織で正しく少ないインプットで多くのアウトプットを出すことができるようになることだと申し上げました。それを目指すべき姿かと思います。
deepdeepthinking.hatenablog.com
具体的には、所属している組織において、どうやったら、良い方向に影響力をつけ、感謝されるようになれるのか一緒に考えてみるのです。
働くことというのは、人の役に立ち感謝されることです。
結果出せるようになれば、いいのだろうという人もいます。それもある意味答えではありますが、あらゆる方面のことを無視して、無理矢理結果を出す人間が育っても困るのです。どのように良い方向に影響力をつけるかを考えるように促すように寄り添うことが大切なことではないかと思います。
以上が本日考えたことでした。最後までお読みいただきありがとうございました。
今日、働くことについて考えたこと(何を考え続けるか)
今日考えたことは、なにを考え続けるかということです。働くことについて、色々な切り口で考えていますが、どういうことを考え続けるべきか少し考えてみました。
1.働くことを通じて、何を考え続けるか
何を考えるべきかというとおそらく「働くことについて究極的なゴールがあるかないか」ということなのかと思います。
ゴールあるに決まっているでしょという突っ込みがあるかもしれません。
私たちは、長い長いマラソンを走っているようなものです。途中途中でゴール設定することも可能です。たとえば、営業目標とかです。売上〇〇円という目標を立てて、そこまで走り続けます。その目標に到達できると、そこで少し休憩できるかもしれないですが、新たな期になると新たな目標が張られて、また、その新しい目標まで走る。たどりつくとまた・・・というのを、何度も何度も経験します。
そうすると、途中途中の小さなゴールを超えていくと、その先には本当にゴールというものがあるのか悩んでしまいます。私が考え続けるべきと思っているのはこの究極の目標です。
2. 仕事の究極の目標はあるのか、あるとすれば、究極の目標のあるべき姿
本当にそのような究極の目標はあるのかというと、その問いの答えのヒントは、芸術にあると思います。たとえば、美術館にいくと、何がいいのかわからないけれども、直感的に、素晴らしいと思える作品があったりします。その作品にゴールがあるかというと、ありそうでなさそうです。その存在価値は、少なくとも言葉ではいい表せないと思います。
おそらく、仕事の究極的なゴールも、この芸術作品のゴールと同じであるようでなさそうで、永遠に到着できないものなのだと思います。
永遠に到達できない目標に向かい続けるのは、むなしい感じがします。馬ににんじんをつるして、馬を走らせるようなものです。
しかし、むなしいからといって、ゴールに対して、考えることをやめないことが重要です。ひたすら、何を究極的に目指して仕事をしているかを考え続ける人は、どんな分野であれ、失敗しないと思います。そうやって人間は、進化し、次世代につないできたのです。
今日考えたことは以上になります。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
今日、働くことについて考えたこと(読書考)
今日、働くことについて考えたことは読書です。読書について考えてみました。
1. 読書を継続している人は、仕事ができる
読書を継続的にしている人や習慣としている人は、仕事のできる人だと思います。
例をあげれば、いろんな人がいますが、足元でいえば大河ドラマの西郷隆盛です。どちらかというと、武骨なイメージの印象強いですが、読書を習慣にしていたと思います。
坂本龍馬の西郷隆盛への評価として、以下のように言っています。
西郷というやつは、わからぬやつでした。釣り鐘に例えると、小さく叩けば小さく響き、大きく叩けば大きく響く。
この言葉は、西郷隆盛がいろんなタイプの人に合わせられたのだということだと理解しています。頭のいい人には頭のいい内容で話すこともできたし、そうでなければ、そうではないように話が合わせることが出来たのかと思います。
読書をする人は、いろいろな考え方に触れることができるので、人間の幅が広いです。西郷隆盛のこの性格は、読書によって、人間の幅を広げたのではないかと思います。
2. どんな本を読むか
よく言われているように、まずは、興味のあるものをどんどんよんでいけば良いかと思っています。
ただ、そうすると、どうしても、自分の考え方に沿うような本ばかりになってしまいます。そうならないように、私は、人からすすめられた本はすべて読むようにしています。最近人にすすめられたのは以下の本です。
自分ではなかなか、こういう本は見つけにくいのですが、参考になるところがたくさんありました。
3. 読んだ本の記録の仕方
読んだ本について、記録をつけるようにしています。エクセルでまとめています。エクセルには以下を入れています。
・読んだ日付
・タイトル
・著者
・出版社
・出版年
・なんで読もうと思ったか
・何を学べたか・印象的だった箇所
記録に残す理由は以下の通りです。
図書館で本を借りることが多いのですが、何を読んだか、どんなことを読んだのかなど整理しておくと、あとで活用がしやすいです。
また、思考を深めることができます。一般的に何かアウトプットを前提に読むと、その本に対する理解が高まります。
ちなみに、同じ本を複数回読んだとしても、その回数毎にその旨を書いて記録しておきます。1回目、2回目、読んだ時によって学んでいる点が違うからです。
以上が、今日働くことについて考えたことでした。最後に、読書をすると、かなり安価にその人の考え方を学ぶことができるます。新しい視点を得ることができるのです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
今日、働くことについて考えたこと(人を育てること)
今日考えたことは、人を育てることです。
組織に所属したりしていると、教育担当を任されたりします。人を育てるということを考えたいと思います。
1. 育てるにあたってのそもそも論
そもそも人を育てることができるかというと、それは微妙だと思います。何もしなくても、人は育ちます。優秀なひとなら尚更のことです。
最近の若者は、能力的に優秀です。英語やプログラミングなど上の世代が苦労して習得したものについて、インターネットなどの社会インフラが整備されていることもあり、効率的に学ぶ機会に恵まれています。入社時点で上の世代よりもスペックが高い可能性があります。そういう人を指導すると言われても、自分より優秀なので戸惑ってしまうこともあります。
また、最近は、雇用が長期化し、かつて年上の人を教育したり上司だった人を指導することになる機会も増えると思います。
このような状況にある時に何を留意すべきか考えました。
2.人を育てることの留意点
人を育てるにあたって、留意すべきことは、三つあると思います。
一つ目は、人を育てることということは、自分も育てることになるということを認識することです。共に育つことを目指すべきなのです。学校は、教えると教わるの関係なので、どうしてもその考え方に縛られてしまいがちですが、自分より優秀な人、自分より年上の人を指導する立場になる機会が増えている中で、共に育つことを考えられるとうまく立ち回れるはずです。
二つ目は、それぞれの特性をよく見極めることです。水を毎日上げないと育たない花もあれば、水なんてほとんどあげなくても、育つ花もあります。それと同じように、この人がどのような特徴をもっているのか見極めながら、育てるのが良いと思います。
多くの人が、一律に同じように育てようとして失敗します。人間、人それぞれなので、それぞれ育て方が違うはずです。特に同じ日本語をしゃべり、同じ日本人だと、同じと考えがちですが、まったく違う環境で育ったと思った方がうまくいくはずです。
三つ目は、とにかく「待つ」です。
私は、結局、人を育てるということにおいて最も重要なのは、寄り添うことなのではないかと思います。無理矢理引っ張りあげようとしても、もしかしたら一時的にはよくなるかもしれませんが、そのあと失敗します。
元プロテニスプレーヤー杉山愛さんを育てた杉山芙沙子さんも、育てるにあたって、重要なことの一つとして「待つ」をあげています。すぐには人は育たないのです。
寄り添いながらとにかく待つということが重要なのだと思います。寄り添うことであれば、自分より優秀な人、自分より年上であっても出来そうですし、育てられる側もそれを期待しているはずです。
最後に、人を育てるということは、一つの資産を作るのと同義だと思います。すぐには返ってこないかもしれませんが、気長に待っていれば、必ず見返りがあるはずです。
以上が、今日考えたことでした。最後までお読みいただきありがとうございました。
今日、働くことについて考えたこと(耐えること)
今日考えたことは、耐えることです。
仕事をしていると、順調なときもありますが、仕事キツかったり、人間関係にやられてしまったり、逆境のときもあります。そういうときに耐えることが、その後の飛躍につながります。どうやって逆境に耐えるか、脳の前頭葉の部分にフォーカスして、少し考えてみました。
1. 耐えるために前頭葉をうまく使う
耐えるには、前頭葉がうまく使うことが重要だと思います。前頭葉とは、脳の司令塔と呼ばれています。短期的なワーキングメモリーの処理も行なっていることも有名です。
ストレス時に大切なのは、どれだけそのストレス発生させている事象に対しての解決策を幅広く思いつくかだと思いますが、ストレス時は、視野が狭くなりがちで、解決策もあまり思い浮かびません。これは、私の予想では、前頭葉がストレスのコントロールにエネルギーを使い過ぎてしまうからだと思っています。
2. 具体的には、前頭葉をどう活用するか
それでは、具体的にどうするかですが、二つあります。
一つは、前頭葉の負荷を減らすことです。それは、不安なことををメモなどに書くことです。ブログで不安を書き続けるのもいいかもしれません。そうすると、ワーキングメモリが不安以外の別のことに使えるようになります。
もう一はそもそもの前頭葉のキャパシティを増やすことです。最近は、ちょっとブームが去りましたが、前頭葉を鍛える方法は結構いろいろあります。
音読をする、簡単な計算をするなどがあるようです。私は、英語の勉強をかねて、五分程度毎朝、英語を音読しています。
上記の分析は、前頭葉という分野からの説明で、若干偏った見方なのではないかとも思います。基本的には正しい習慣を身につけることが、逆境に耐える力を鍛えてくれるのではないかと思いました。前にも書きましたが、正しい習慣は、天才に勝ると思います。逆境にあっても、挫けずに、耐え続けるらと次につながるはずです。
最後に菜根譚の言葉を引用して終わりにしたいと思います。最後まで読んでいただきありがとうございました。
語に「山にのぼったならば険しい坂道でもしんぼうして耐えて進み、雪を踏んで行ったならば危ない橋でもしんぼうして耐えて進め」とある。この「耐」の一字がきわめて大切である。世上の険しい人情の坂路や、行き悩む不遇の境遇で、とりわけ、「耐」の一字を大事な支えとしてなければ、どれだけ多くの者が、やぶや穴の中に落ちこまないであろうか。たいていは落ち込んでしまう。(菜根譚、前集179)
今日、働くことについて考えたこと(解決策をたくさん考える)
今日は、解決策をたくさん考えるということです。
職場などで、問題に直面したときに、どれだけ解決策を考えることができるかというのは、非常に重要です。そのことについて考えてみました。
私は、解決策を複数思い浮かべることができるか否かは、訓練の問題だと思います。以下の本でこの著者は、コンサルティング会社で新人で入ったとき、そのような訓練をさせられたと書いてありました。
とうやったら、複数の解決策を思い浮かべることができるかかんがえてみたいと思います。
1. 問題の原因には複数の要素がある
複数の解決策を思い浮かべることができるようになるには、まず、直面した問題の原因は、一つではなく、複数の要素があるということを認識することです。特に危機的な状況で課題解決策を考えると、問題の原因は一つで、それしかないと考えがちです。
たとえば、ビールが売れないというのであれば、季節が冬だから売れないとか、景気が悪いから売れないなどひとつの原因に決めつけてしまうのです。
しかし、大抵の場合、問題が生じている場合、複数の要素があり、その割合が作用しているのです。たとえば、ある年ビールが売れない理由は確かに季節要因が大きいかもしれませんが、趣向が変わったのかもしれないですし、他のものに消費するようになったのかもしれません。大きな要因だけに注目せず、そのほかの細かい要因を洗い出すことが重要です。
その細かい原因を把握した上でそれぞれの要因にあった解決策を考えると解決策が増えます。
2.本当に解決策がこれ以上考えることがないかもう一度考える
解決策に限らず、あるものが無いということを証明するのは、非常に難しいです。したがって、絶対に思いついた解決策以外の解決策はあると考えることです。逆に、本当にこれ以上にないという前提で、そのこと証明しようとすると、意外に違うアイディアが思い浮かんできます。これは、別の立場で物事を考えるからかもしれません。
以上が本日考えたことでした。上述の本によると、解決策をたくさん思いつくかどうかは、才能ではなく訓練で鍛えられるとのです。日々いろいろな問題に直面したときに、たくさん解決策を考えたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。