働くことを考えるブログ

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今日、働くことについて考えたこと(情報化社会)

今日は、情報化社会について考えました。

情報化社会というと、ネット社会とか、そういうことを思い浮かべるかもしれませんが、ネットが世の中に出てくる前からあらゆるものが、情報化しています。

 

1.情報化社会とは

 

たとえば、車を買うときのことを思い浮かべると、単に移動手段として、車を買うのではないはずです。そのブランドのイメージであったり、機能の情報であったり、その本来の目的である移動手段ではなく、情報を買っているのです。

あと、典型的なのは、有機栽培の野菜です。有機栽培の野菜が、本当に有機栽培したかどうかは、野菜を初めから作らないとわからないわけですが、その情報に頼って買ったりするわけです。

そう考えると、多くの企業が情報産業だと考えられるかもしれません。随分古い本ですが、以下の本にそのことが書かれています。

 

情報の文明学 (中公文庫)

情報の文明学 (中公文庫)

 

 

2.情報化社会で売れるもの

 

ありとあらゆるものが、情報を売っているということだとすると、一つ押えてておくべき特徴があると思います。

それは、目的に照らして、わかりやすいものが売れるということなのだ思います。

わかりやすいというのは、先日も記載しましたが、脳の長期記憶にしまってもらえるものです。その方法には色んな方法があり得ます。たとえば、広告というのは、何度も何度も流して消費者の頭の中に入れさせるのです。そうしたときに、どれたけ頭に残ったかが、売れるか売れないかを決めたりします。

deepdeepthinking.hatenablog.com

最近の消費者は単なる広告では騙されなくなっていますが、すくなくと同じ商品性をもつ商品の場合は、頭に残る方が売れるでしょう。

 

3.情報化社会で売れるわかりやすい商品とは

 

それでは、消費者にとってわかりやすいのはなにかというと、ジョブ理論は、一定の説明をしてくれます。ジョブ理論とは、消費者がある商品を買うのは、その商品が自分がやらなければならないジョブを片づけてくれるからだというものです。

ジョブを片付けてくれるものというのは、わかりやすいです。対象となるクライアントや消費者が、何を目的として、生活しているのかというのを考えて、どのようなジョブを片づけたいのか考えられることは、どんなキャリアを歩むにしても必要なスキルなはずです。

 

 

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以上が、今日考えたことです。最後まで読んでいただきありがとうございました。

今日、働くことについて考えたこと(見える化のメリット)

今日は、見える化のメリットについてです。

見える化とは、業務の透明性を高める活動で、主にトヨタを中心に進めらてきました。これは少し前のブログでと書きました。

deepdeepthinking.hatenablog.com

たまに、見える化に対して、「単純に透明性を持たせてもあまり意味ないんじゃない?」とか「結局どこかは隠さないといけないのでは」というツッコミをする人もいます。今日は見える化のメリットを考えました。

見える化のメリットは、二つあると思います。

一つ目は、いろいろな人に競争の土台に巻き込ませることができる点です。ある業務がわかりにくくて、なかなか参入できないとすると、その分競争参加者が減ります。そうすると、一義的には、保守勢力からすればいいのかもしれませんが、やがて衰退していきます。

以下の本では、なぜユーラシア大陸では、文明が発展し、同じ面積のアメリカ大陸では発展しなかったか説明しています。

 

 

 

その理由は何故かというと、横に広がるユーラシア大陸の方が、同じ気候の面積が多く、競争者が多かったことをあげています。競争参加者が少ないと発展は難しくなるのです。見える化は、その観点から有効です。業務をわかりやすくして、いろいろな人の参加を促すことがてきるのです。

 

二つ目は、見える化を進めると論理的な思考能力が鍛えられます。なぜ、この業務はわかりにくいのか、もっとわかりやすくする方法がないか追及するということは、論理能力が必要です。

そのように言うと「いやいや、法律の文書やプログラム言語というのは、論理的だけど、わかりにくいよ」と考える方もいるかもしれません。

それを答えるには、そもそもわかりやすさとは何かというところから考える必要があります。

以下の本にも定義がされていますが、わかりやすいというものは、人間の脳の長期記憶に保存できるものです。

 

 

 

要するに、パッと見て長く記憶できるものがわかりやすいのです。それには論理能力が必要です。法律の文書には、法律の文書を解釈するためのロジック、プログラム言語には、プログラム言語を解釈するためのロジックがあるように、相手に合わせてわかりやすくインプットしやすいような論理的なロジックを構築する必要があります。見える化のプロセスの中で、そういう能力を鍛えることができるのです。

以上が、見える化について考えたことてした。相手にわかりやすく説明しようとすると、自分の理解能力を高めることができますし、わかりにくいところは逆に業務改善の材料になるはずです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

今日、働くことについて考えたこと(ビジネスにおいてストーリーが大事)

今日考えたことは、ビジネスにおいて、ストーリーが大事という話です。

仕事をしているといろいろなデータに触れる機会があります。数字で示されていると、それを分析するのが正しい気がしてきてしまうのですが、ビジネスにおいては、ストーリーが大切だということを考えました。

以下の本は、7~8年前に出されたときにすこしブームになりました。経営戦略において、重視すべきは、話したくなるような 面白いストーリーにあるという本です。

 

 

 

そして経営戦略とは、誰かに話したくてたまらなくなるような、面白い「お話」をつくるということだとこの本では主張しています。

この本は、非常に参考になる事例がたくさん載っているのですが、それでは、どいうストーリーが面白いストーリーなのかというのには、答えてくれません。おそらくそれは、読者自身で考えなさいということなのかもしれません。

そのヒントが、ピクサーで使われている話の型にありそうだったので、書きとめておきます。

http://careersupli.jp/work/pixar/

これによると、ピクサーの話には、以下のような型があるそうです。

 1.昔は~
 2.毎日~
 3.あるとき~
 4.ああだったからこうした~
 5.こうだったらああした~
 6.とうとう私は~

この型にあてはめると、ストーリーは面白くなる気もします。

たとえば、

1.昔は、ブログを更新してもまったくアクセス件数が増えなかった。

2.毎日、毎日更新したが、2年間まったくアクセス件数がふえなかった。

3.あるとき、ふとしたきっかけで書いた記事の内容が、好評だった。

4.好評だった理由を分析して、〇〇のような変更を加えた。

5.そうしたら、アクセス数がさらに増えた。さらに改善を重ねた。

6.そして、とうとう私のブログの件数は、月間100万PVに達成した。

みたいに書くと少し上記の本で言うところの思わず語りたくなるようなストーリーになるような気がします。

 

最後に、お笑い芸人でもミュージシャンでもそうですが、上記の1と2が長ければ長いほど、3.以降のブレークした後の活躍は長いのだと考えています。愚直に苦労されている方の参考になればと思います。

以上、今日働くことについて考えたことです。最後まで読んでいただきありがとうございました。

今日、働くことについて考えたこと(交流分析)

今日、働くことについて考えたことは、心理学でいうところの交流分析です。

働いているとコミュニケーションに違和感を感じる時があります。そういうときに役に立つのが交流分析です。

 

交流分析の詳細は、以下に書かれています。

交流分析 - Wikipedia

 

交流分析は、人間には、親(P)、大人(A)、子供(C)の性格が分かれて混在しており、相手の中の親部分(P)と自分の中の親部分(P)、相手の大人部分(A)の部分と自分の大人部分(A)など同じ性格の場合で会話するとスムーズに行くのですが、親部分(P)と大人部分(A)とか、親部分(P)と子供部分(C)だと会話に違和感が出てくるという分析方法です。

 

たとえば、「今日の天気は何ですか?」大人部分(A)でといったときに、「雨です」とか「晴れです」とか大人部分(A)で返信されると違和感ないですが、「うるさい、見ればわかるだろう!」と親部分(P)で返信されたり、「天気なんていいから遊びに行こうよ」と子供部分(C)で返信されると、気持がモヤモヤしてくると思います。それをすっきり分析してくれるのが、交流分析です。

この交流分析は、会社や人間関係で応用が利きます。会話に違和感を感じた時に、相手がどの部分で会話をしようとしているか分析する練習をすると、相手が本当になにを求めているかよくわかります。

そして、ちょっと古いですが、以下の本では、職場関係では、面倒な相手には大人部分(A)を貫き通すとよいと書かれています。

 

なぜか同じ失敗を繰り返してしまう人たち (扶桑社文庫)

なぜか同じ失敗を繰り返してしまう人たち (扶桑社文庫)

 

 

大人部分(A)で会話し続けるイメージは、iPhoneのSiriと会話するイメージです。Siriは、こちらが子供部分(C)の部分でふざけても、親部分(P)の部分で怒ってみても、かならず大人部分(A)で答えてきます。Siriが大人部分(A)の部分で返し続けられると、だんだん飽きるように、面倒な相手に、理性のある大人部分(A)で返し続けると、相手もだんだんで大人部分(A)返信してくるようになります。

ちょっとここで、注意しなくてはならないのは、大人部分(A)で話しているつもりが、親部分(P)になっていたりすることもあります。たとえば、明らかに雨なのに「今日の天気は?」と聞いてくるような場合は、裏のメッセージとして親部分(P)の目線で子供部分(C)に向けのメッセージ(「おまえには天気もわからないだろう」のようなメッセージ)のようになってしまうので、なるべく裏表ともに大人部分(A)のメッセージを出すのが良いと思います。

 

以上が、今日考えた交流分析です。最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

今日、働くことについて考えたこと(正しいことを言われてイラついたときの対処方法)

今日考えたことは、正しいことを言われてイラついたときの対処方法です。

会社などの組織で人と一緒に働いていると、「それ確かに正しいけど・・・」という場面に遭遇することがあります。たとえば、会社のある人が、今までの業務を無視して環境が大切なので業務を改善すべきだとかを延々言いだしたとしまいます。その時に、その人に対して、心がモヤモヤ・イラついてしまう方もいるかと思います。

このようなに、もっともなことを言われた時、どう対処すればいいか三つ考えました。

 

1.まずは、反論を押さえて、グッと我慢して聞く方が良いです。

反対すればするほど、立場が厳しくなります。上記の例でいけば、そのつもりはなかったのに、いつのまにか環境破壊することを賛成することを言っている立場になりかねません。

 

2.何をその人が、本当に求めているのか見極めることです。だいたいの場合は、正論の中に見え隠れする、他人から認められたいという承認欲求が多いと思います。それであれば、まずはそのような行動や発言を受け止めてあげることが重要です。それでだいたいの方は、収まったりします。

 

3.まともなこと、真実を言われると、人間というのは、イラつくものであることを改めて認識しておくことです。たとえば、ダーウィンの進化論、ヴェーゲナーの大陸移動説など、今では当たり前の説は、周知の通り、発表当初は、多くの人から批判にさらされました。本当のこと・真実を知らされると、人はイラついてしまうのです。したがって、何かを言われた時に自分が多少イラつくときは、よく注意して、真実なのか、見極めた方がいいと思います。

 

原文がどこにあるのだか忘れたのですが、トム・ハンクスに言わせると、俳優として成功するには、「とにかく忍耐」と言っていたと記憶しています。

(以下に似たような記事があります)。

10 Success lessons from Tom Hanks – “Actor, Filmmaker” for entrepreneurs - KnowStartup

 

正論を言われた時に、忍耐強く、相手の言うことを受け止めるというのは、誰でもできそうで、実はあまり出来ないものです(筋違いの反論をしてしまい、消耗するというのはよく見かけます)。忍耐強く真実を追求するようにしたいと改めて思いました。

 

 

 

 

 

今日、働くことについて考えたこと(ハラスメントを減らす)

今日は、ハラスメント減らす方法について考えました。

足元いろいろと報道がされています。前に書いたティール組織であれば、こういったハラスメントについての問題というのは、ほとんど無くなると思ったりもするのですが、既存の組織をガラリと変えるというのはなかなか難しいと思います。

そこで、既存の組織でもできる小さなことを二つ考えてみました。

一つ目は、以下にも書きましたが、昇進や自分が権力がある、実力があると意識すると、脳の共感性の機能が落ちることをよく認識することです。

deepdeepthinking.hatenablog.com

https://static1.squarespace.com/static/550b09eae4b0147d03eda40d/t/55272ee1e4b0cf7ec277e4d0/1428631265843/power-changes-how-the-brain-responds-to-others.pdf

 

場合によっては、管理職を集めて10分ー15分このことを、上記を説明するのでも、だいぶ違うのではないかと思います。ハラスメントというのは相手への思いやりのなさから生じるのだと思います。自分が実力があるだとか、この地位にいれば当然やっていいはずだという考えにだいぶ歯止めになるのではないかと思います。

 

二つ目は、簡単なスローガンや合言葉を決めて毎日眺めるということです。たとえば、「相手の立場をよく考えよう」とか「共感性が落ちていないか注意」みたいな文言を決めて、その言葉を張り出すとか、唱和が許される会社なら唱和するとか、人事部からメールを出すのでも構わないと思います。できる範囲で毎日毎日続けられるものを毎日持続して意識し続けるように仕向けるのです。

以下の本によると、人は、十戒であったり、宣誓文書によって、道徳心を思い出すだけで、不正をしなくなるという実験結果があるそうです。そこから推測すると、スローガンとかを壁に貼ってただ眺めるだけでも、随分効果があるのではないかと思いました。

 

 

 

以上が、完璧ではないですが、私がざっくり考えたハラスメント対策方法です。よく言われるように、自分は大丈夫と思っている人ほど、共感性がなくなっていないか本当によく注意した方がいいでしょう。繰り返しになりますが、ハラスメントは相手への共感性がなくなることによって生じます。毎日共感性の大切さを思い出せば、だいぶ変わってくると思います。

 

今日、働くことについて考えたこと(何を貫き通すか)

 

今日考えたのは、何を貫き通すかというところです。

先日、拘りを捨てることを考えましたか、今日は、逆のことです。

deepdeepthinking.hatenablog.com

信頼されている組織に所属できているのであれば、問題ないと思いますが、多くの方が所属している組織というのは、古い組織で、常に、サボっていないか、不正を働いていないか疑われていると思った方がいいかもしれません。そんな組織にいると、自分をしっかりもっていないと、心が折れてしまいます。

それでは、何を貫き通すと良いのかというかとになります。それは人それぞれだと思いますが、私は、いま三つ考えています。

一つは、思考停止しないことだと思います。常に前提が変わるということを意識しているしていないかで、立ち振る舞いも変わってきます。大きな失敗や事故にもあいにくいとも思います。

二つ目は、なるべく他人の利益になるように考えることだと思います。本当に相手が何を望んでいるか誠実に考えると、見えてくるものがあります。

三つめはバランスです。バランスというのは、突き詰めて考えた時にででくる矛盾を許容できる力だと思います。世の中矛盾ばかりなので、それを正すことことがいつも正しいとは限りません。

この三つを貫き通すことをしたいと思います。

ただ、一つ目は自己矛盾していないかというツッコミもあるかもしれません。貫き通すといっているが、それ自体は、思考停止になっていないかという指摘です。思考停止しないということなら、思考停止せず「貫き通さない」というのも考えるべきなのではないかと。

それについては、その通りだと思いますが、最近は言葉では表現できないところに人間の価値があるのかなと思っています。

これは、自己言及パラドックスに似ているのかもしれません。

自己言及のパラドックス - Wikipedia

自己言及パラドックスとは、以下の通りです。

たとえば、クレタ島の人はみんな嘘つきであるとクレタ島の人が言っていたします。それを言っていたクレタ島の人の言葉を信じて、クレタ島の人のものを買えるかどうかというと難しいというのがこのパラドックスです。

ただ、このような事態が生じたときに問題になるのは、パソコンぐらいで、実際の人間なら、このクレタ島の人から買うべきなのか否か判断できるのだと思います。

思考停止しないということ自体が思考停止ではないかというのは、おそらく自己言及パラドックスに似ていると思います。実生活に影響がない限り、そこで躓く必要はないと思っています。

以上が私が「何を貫き通すか」考えたことでした。