今日、働くことについて考えたこと(転機)
今日、働くことについて考えたことは
「転機」
です。
長い間仕事をしているとかならず転機というのが訪れます。そのことについて考えてみました。
1.転機というのは後でわかるもの
キャリアを振り返るときに、ターニングポイントというのがかならずあります。転機をしっかり認識することは非常に重要です。
ただ、転機というのは後で解釈してわかるものです。
当たり前かもしれませんが、ある事象が転機がどうかは、事前にはわからないですし、自称ません。
後で振りかえってわかるものです。
たとえば、自分がある営業部の部長であるというポジションにいたとします。その場合、そのポジションになれたのは、ある電話がきっかけだったとしても、その電話が転機だったというのは、わからないですし、その転機は、あとでわかることで、事前にはわからないのです。
「成功するには転機が来たらしっかりとらえなくてはならない」とアドバイスされることがありますが、転機は事前には予測できないのものです。あとでどう解釈するかが重要なのです。
2.なぜ転機は重要なのか
なぜあとで転機を解釈すると良いかというと、
転機をしっかり認識すると話が面白くなる
からです。
企業の成功者は、だいたい話が非常に面白く、以下の本には優れた戦略には、優れたストーリーがあるということを書かれています。この本では、どのようなストーリーが面白いかということは書かれていないですが、企業の成功者は、何が転機だったかをよく理解しているから、話が面白いのだと思います。
ストーリーとしての競争戦略 ―優れた戦略の条件 (Hitotsubashi Business Review Books)
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たとえば、自分がある営業部の部長だとして、ただ漠然と「一生懸命がんばって部長なれた」という話というよりは、「毎日毎日営業していたが、ある顧客からの電話ですべてが変わった」と言って部長になった転機を語った方が話としては非常に面白いはずです。
ちゃんと転機を捉え、面白い話をすることが出来るというのは、キャリア上、重要なポイントを理解しているといっても過言ではありません。
以上が本日考えたことでした。
転機について書きました。
最後までありがとうございました。