今日、働くことについて考えたこと(最後の仕上げ)
今日、働くことについて考えたことは、最後の仕上げの仕方です。当然ですが、働いていると成果物を出す際に、最後の仕上げというのが重要になってきます。そのことについて考えてみました。
1.なぜ最後の仕上げが大切なのか
成果物を求められたときに、最後の仕上げの数パーセントというのは、非常に重要だと思います。なぜ大切なのかというと、細部こそが重要だからです。
「神は細部に宿る」というのは、誰が言ったかは、ネット検索するといろいろでてくるのですが、ドイツの建築家、ルードビィヒ・ミース・ファン・デル・ローエという人のようです。
どいう意味かというと、すぐれた芸術作品は、細部も優ているいる意味です。仕事においても、細部にこだわるというのは、優れた成果物か否かを決定してしまうと言っても過言ではありません。最後に細部をあらためて、見なおすというのは、その意味において重要なのです。
2.では、どうすれば良い最後の仕上げができるか
どのように最後の仕上げをすれば良いか考えてみました。二つ考えました。
一つ目は、細部において、なぜかそうなっているか考えることです。たとえば、ワードで資料を提出する際に、フォントの字の大きさついて、10.5ではなく、11なのか、余白はなぜこの余白なのか、なぜ一言でいえることを長く表現しているのか等細部にわたって理由をしっかり考えておくということです。
芸術作品を鑑賞する際に、出品者の細部へ拘り方を観察する(なぜ、この人はこの人物はこのようなタッチで描いているのかなど)と、仕上げの仕方を鍛えることができるのではないかと思います。極論を言ってしまえば、芸術作品の細かな理由も表面的にならざるを得ないのですが、理由が存在するように見えると作品として優れたものになるというのが芸術作品を見るとよくわかったりします。
二つ目は、時限性を意識することです。細部にこだわって、結局時間に間に合わなかったら、当然意味はありません。時限性は意識することが必要です。特に部下への依頼の場合は、細部にこだわりすぎると部下がモチベーションを落としてします。自分の作業として細部にこだわるのは良いことですが、他人の場合はよく考える必要があるでしょう。
以上が本日考えたことでした。最後までありがとうございました。
今日、働くことについて考えたこと(善かれと思ったのに)
今日、働くことについて考えたことは、善かれと思ってやったのに、うまくいかないことです。働いていると、良いと思ってやったのに、結果が逆になってしまい、がっかりすることがあります。そのことについて考えてみました。
1.なぜ善かれと思って失敗することがあるのか
以下の本のシリーズのどこに書いてあったか忘れてしまったのですが、古代ローマの多くの悪法は、当初は良い施策だと思って成立されたと書かれています。
ローマ人の物語 (1) ― ローマは一日にして成らず(上) (新潮文庫)
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たしかに、ありとあらゆる法律に、悪いことをしようと考えて、出来る法律はなくて、これは世間に良いことだと思って法律が出来上がるのだと思います。その中に悪法が出てきたりするのだと思います。
法律に限らず、このように善かれと思って、結果うまくいかないことがよくあります。なぜこのようなことが起きてしまうのかですが、それは以下の理由に収斂するのではないかと思います。
それは、自己都合が優先されてしまうからです。たとえば、「もう面倒で目の前の仕事を片づけたい、正しいことだし、大丈夫」といって、結論を急いでしまったようなケースです。そのような場合、受け手がどうなるか熟慮されていないので、失敗してしまうことはよくあります。
2.善かれと思って失敗しないには
それでは、どのようにすれば、善かれと思って失敗しないかという話になりますが、「自己都合を優先しない」の一言なのかもしれません。
とはいっても、やむを得ず、自己都合になることもあると思います。その場合は、自己都合を極力控えるということです。即ち、何かを実施する際に自己都合なのではないかと都度考えると良いと思います。自己都合であれば、失敗することがあるということを常に頭に入れておくのです。
以上が本日考えたことでした。最後までありがとうございました。
今日、働くことについて考えたこと(眼前の小利)
今日、働くことについて考えたことは、眼前の小利のことです。目の前に利益があると、すれに流されることがありますが、それをとったら、のちのち考えると小さな利益でしかなかったということがあります。そのことについて考えてみました。
1.なぜ目の前の利益を流されてしまうのか
起業をして、経営している方のお話を読んだりすると、すごいなと思うのは、目の前の利益に引っ張られず、大局を見て、自分の企業がどの道に進んで、どのように最終的に利益を得るかというビジョンが描かれているところだと思います。普通は、そこまでできず、目の前に利益があったら、手前で安心したいところです。
2.どうすれば、目の前の利益に流されないか
目の前の利益を得て手前で安心するということも大切ですが、目の前の利益に流されないにはどうすればいいか、三つ考えてみました。
一つ目は、自分が何をやりたいかということの自己分析をしっかりすることです。自分が何のために働いているのか、何をして社会に貢献したいのかといのをしっかり分析をして、常に人に説明できるようにしておくということが、重要だと思います。そうすると目の前に利益があったときに、これが自分が本当にしたいことの一つのステップにすぎないのか、それとも単なる小利でしたかないのかを判断する基準が出来上がってくると思います。なお、自己分析は以下にも書きました。
deepdeepthinking.hatenablog.com
二つ目は、自分の欲をなるべく捨てる練習をするということだと思います。よく、「欲に目がくらんで」という話はよく聞きますが、世の中で失敗する理由の多くが、自分の欲が原因であることが多いと思います。
マズローに言わせると、欲には、自己実現の欲求 、承認(尊重)の欲求 、社会的欲求、安全の欲求、生理的欲求というのがあるそうです。
そういう欲求を控えるということです。そういうのがありあまっているのであれば、それらの欲を否定するのではなく、ありのままに受け入れる必要があります。ありのままに受け入れてみた上で、自分の欲を一旦忘れて判断するようにする練習をすることによって、目の前の利益に振り回されなくなると思います。
三つ目は、正しい習慣をもつことなのだと思います。正しい習慣というのは、なにかの度を過ぎず生活することだと思います。寝過ぎない一方で寝なさすぎない、食べ過ぎない一方で食べなさすぎないということです。高い目標を持ちながらバランス感ある生活をすれば、
以上が本日考えたことでした。最後までありがとうございました。
今日、働くことについて考えたこと(判断する)
今日、働くことについて考えたことは、判断することです。働いていると、これは正しい・正しくないというのを判断し、実行する必要がかならずあります。そのことを考えていました。
1.判断するとは
判断するというのは、仮説を立てるのと同義だと思います。おそらくこれが正しいのだろうなと仮説を立てて、判断し実行するのです。結果、正しい判断だったことかどうかは結果論でしかありません。
以下の本を読むと、ありとあらゆる物理現象もまだ仮説にしかすぎないというのがよくわかります。
99・9%は仮説 思いこみで判断しないための考え方 (光文社新書)
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この本のいうとおり、すべて99%仮説でしかないのだとすると、判断する際に完璧を求めてもしかたないのです。
しかし世の中では、完ぺきな材料がないと判断しないという人もいます。それはそれで、良いのかもしれませんが、そういう人の下で働く場合は、結論を出ないということを覚悟しなくてはならないです。
2.正しく判断するには
正しく判断するには、自分の利益を極力考えずに、他人の利益を考えることだと思います。
先日は西郷隆盛を紹介しましたが、似たようなことを戦国武将として有名な小早川隆景も言っているそうです。
「分別とは何か」と質問した黒田長政に対し、「長く思案して遅く決断する。分別の肝要は仁愛で、仁愛を本として分別すれば、万一思慮が外れてもそう大きくは間違わない」と答えた(『名将言行録』)
ここでいう仁愛とは他人への思いやりだと思います。判断するときに他人への思いやりを踏まえろというのが小早川隆景の言いたいことだと捉えました。
自分の利益というと、お金とかそいうものを思いつきますが、それだけでなく、承認欲求・自己顕示欲も含まれます。「あなたのためを思ったのに・・・」という言葉の裏には、承認欲求が見え隠れすることが多いです。判断するときにそういうのがないかどうかを冷静に見極める能力を鍛えると、正しく判断をすることができると思います。
以上が本日考えたことでした。今日もありがとうございました。
今日、働くことについて考えたこと(ピンチ)
今日、働くことについて考えたことは、ピンチです。働いていると、突然想定していなかった損失や不運などピンチに見舞われることがあります。そのことについて考えてみました。
1.なぜピンチをうまく切り抜けるとよいか
あらかじめわかれば、誰も困らないのですが、ピンチは突然やってきます(出来るだけ、ピンチにならないように準備をしておくことは非常に大切だと思いますが、やむを得ない場合も多々あります)。そのときにうまく乗り切りたいものです。
よく言われていることですが、ピンチはうまく乗り切ると、成功するチャンスになるはずです。ピンチの時にどれくらい良い動きが出来るかというのが、その人の能力が試されるのではないかと考えています。
前漢の創始者劉邦に始まり、いろいろな歴史上の人物がうまくピンチをのりきっています。
2.どうピンチを乗り切るか
ピンチをどう乗り切るかについて、二つ考えました。
一つ目は、出来るだけピンチを乗り切るためのアイデアをたくさん考えることです。ピンチのとき、「ダメかもしれない」と思ってしまいがちです。思考が止まってしまうのです。ある程度やむを得ない部分もありますが、こういう時にいろいろとアイデアを考え出す訓練だと思えば、次につながると思います。
二つ目は、とにかく最善の策を選ぶということです。最善の策というのは、曖昧かもしれません。どれが最善の策かわからないと迷ってしまう場合は、後で考えたときに最も悪くはなかった選択肢や後悔しないであろう選択肢だと思います。重要なのは、パニックにならずになんとか冷静に考えることが重要だと思います。
以上が本日考えたことでした。今日考えたことをまとめると、最後の最後まで、最善の策はないか考えることが、仮に良い結果に結びつかなかったとしても、次につながるということです。最後までありがとうございました。
今日、働くことについて考えたこと(指示することの難しさ)
今日、働くことについて考えたことは、指示することの難しさです。働いていると、人に指示することがあると思いますが、躊躇してしまうことが増えているのではないかと思います。そのことについて考えてみました。
1.なぜ指示するのが難しくなったのか
昔と違い、上司が部下に対して指示を下すのが難しくなっています。その理由は、会社を含めありとあらゆる組織というのは、ピラミッド階層をとっているところが多いですが、どんどんフラット化してきているからです。
フラット化すると、基本的には部下と上司は対等な関係になります。部下も嫌なら仕事を辞める選択肢が増えています。したがって、上司が部下に指示をするわけではなく、上司から部下への依頼という形にならざるをえないことが多くなっていくと思います。
最近、まだ、レアケースだと思いますが、逆パワハラ(部下が上司にパワハラする)のケースが出てきたようです。これも企業がフラット化する過程で出てきているところだと思います。
また、フラット化することへの迷いが、指示を難しくしていると思います。
多様性や部下への配慮を究極的に進めると、ピラミッド階層の会社は、究極的にはフラット化せざるを得ないのですが、本当にそのようなことを望んでいるかは、よく見極める必要があります。企業がフラット化するということは、究極的には役職がなくなることになるわけですが、多様性や部下への配慮を重視している会社でも、そのように役職をなくそうしている企業というのはまだ僅かです。
このような状況下、ピラミッド階層に所属している人は、表面的には依頼なのだけど、実は指示だったり、依頼だったり、難しい言語で話さなくてはならないのだとおもいます。
2.それではどのような指示が適切なのか
このような時代に適切な指示はどういうものなのか三つ考えてみました。
一つ目は、やむを得ないものでない限りは、指示ではなく、依頼という形を取らざる得ないと思います。組織がピラミッドということを認識している人には、違和感のある内容ではありますが、これはやむを得ない流れなのではないかと考えています。
二つ目は、依頼する相手の総合的な能力(スペック)の見極めです。相手のスペックに応じて、指示の方法を変えるのです。組織をピラミッドということに、認識している人には指示、そうではない人には依頼ということでも良いかと思います。うまく使い分けることが必要です。
三つ目は、ちゃんと対応してくれたことに対しては、感謝の気持ちを示すことが重要だと思います。
以上が本日考えたことでした。本日も最後までありがとうございました。
今日、働くことについて考えたこと(直感を磨く)
今日、働くことについて考えたことは、直感を磨くことです。働いていると、直感で動くこともあり、それでうまくいくこともあります。その直感を磨く方法について考えてみました。
1.直感を磨くことなんて出来るのか
「直感を磨く」というのは、やや曖昧です。そんなことができるのかと思われる方も多いと思います。
たとえば、携帯ゲームをやっていると、なんとなくこっちかなといって、直感で、すいすい動かすとうまくいくことがありますが、それが他で応用できるかというとそいうものでもないと思います。そう考えると、何の直感磨くかというのかというのが重要なのだと思います。
それでは何の直感を磨いていくのが良いのかということになると思います。それは、おそらく、出世するための直感だと思います。ここで、出世するというのは、会社の組織で偉くなるということではなく、自分のインプットに対して、社会的な影響を大きくすることです。
2.それではどのように磨けば良いのか
三つ方法があると思います。
一つ目は、以下の本に書いてあるようなフェルミ推定の問題をたくさん解いてみるという方法です。フェルミ推定の問題というのは、「東京都内にあるマンホールの総数はいくらか?」「地球上に蟻は何匹いるか?」など、見当もつかないような量を推定するものです。
フェルミ推定を鍛える本は、最近いくつかありますが、以下の本がお薦めです。
二つ目は、人間性を高めることです。人間性を高めるというと、かなり曖昧ですが、具体的には、自己都合で物事を考えず相手の立場を考えるということかと思います。いわゆる大人のイメージが近いです。しっかりした人間性が出来上がっていると、直感がうまくはたらくのではないかと思います。
三つ目は、小さな改善を重ねることです。小さな改善を積み重ねることの良いところは、問題点を見つける力がつくからです。直感でこれはまずいという感じる能力というのは、日頃どれだけ小さな問題を見落とさず見ているか次第だと思います。
以上が本日考えたことでした。最後までありがとうございました。