今日、働くことについて考えたこと(ビジネスモデルのコモディティ化)
今日、働くことについて考えたことは
「ビジネスモデルのコモディティ化」
ことです。
成功したビジネスモデルというのは、一般的に他の企業にまねされるのですが、そのことについて考えてみました。
1.ビジネスモデルのコモディティ化とは
ビジネスモデルのコモディティ化とは、
特徴的なビジネスモデルではなくなる
ことです。
コモディティ化というのは、一般的に普及することです。戦前付加価値のあった卵が一般的なスーパーで買えるようになるイメージです。
昔は、ビジネスモデルというのは、ビジネススクールなどの限られたところでしか体系的には勉強できなかったのですが、本屋にいけば、大量の関連書籍がありますし、ネットでも調べることができます。お金を払ってコンサルタントを雇う必要もだいぶ減ってきています。
そしてコモデティ化が進むと、ビジネスモデルが似たようになります。そうするとどうなるかというと、似たようなビジネスモデルというのは、アウトプットに対して厳しい競争が強いられます。サービスを受ける側で考えるとわかると思いますが、同じサービスを買おうとしたら、安い方にお金を支払うからです。
2.ビジネスモデルのコモディティ化の対応方法
似たビジネスをもっていると、サービスを提供する側は、厳しい競争を強いられていますが、少しずつ、その解決策が見つかりつつあると思います。
その解決策の一つが、
一人一人の人間の個性を大事にする
ということです。
これは、道徳の授業で習うことのようなのもので、当たり前のような気がしますが、ビジネスの世界では、当たり前ではなかったと思います。
企業において、効率化することの方が重視された結果、一人一人の個性は、多くは無視されていました。40歳Aという男性と40歳Bという男性を、同じ「40歳男性」として、商品を売り込むという方法で大量に商品を売りさばいていたのです。
また、人事制度も、健常者であれば、女性も男性も同じ扱いにすべきという議論は未だに残っています。女性は、家庭を持つ場合は、出産・育児があるのに、多くの企業で男性と同じ競争環境に立たせようとしています。
企業側からすると、一人一人の個性を重視しないということは、ある意味効率的なのですが、それだと何が問題かというと、アウトプットに多様性が出なくなっているということだと思います。
企業や組織は、一人一人の直感がうまく働き、成長できる枠組みを探し始めています。それを働き方改革といったり、ティール組織といったり、しています。国が言うからではなく、その本質を見極めて言葉に踊らされていない企業が生き残るのだと思います。
以上が本日考えたことでした。
ビジネスモデルのコモディティ化でした。
最後までありがとうございました。